フランス語超初心者のためのTEF Canada 試験概要

この記事は

  • カナダの永住権取得のためにフランス語試験 TEF Canada (Test d'evaluation de français) を受けたい

  • だけどどんな試験なのかさっぱり分からない

  • そもそも勉強すら始めてない

みたいな人のために試験内容をざっくり日本語で説明するものです。

※TEFaQ (Test d'evaluation de français au Québec)というケベック州でのみ有効な試験もあります。こちらも内容はほぼ一緒ですが、ケベック州での移民申請に必要なのはCompréhension OraleとExpression Oraleの2モジュールのみです(2024年6月現在)。

TEF Canada 公式情報
https://www.lefrancaisdesaffaires.fr/en/tests-diplomas/test-for-evaluating-french-tef/tef-canada/

TEF Canadaは原則4つのモジュールで構成されています(市民権取得のための試験は別)。以下にそれぞれの内容を説明します。


Compréhension Orale(リスニング)

40分、40問
参考元:
https://youtu.be/FY9lgnjOypM?si=IJycIW2vCrbcOTa8

全て選択式問題。4つの選択肢から答えを選ぶ問題がほとんど。後半の長文問題を除き音声の再生は原則1回のみ。
※2024年1月以前と以降でフォーマットが若干変わっています。YouTubeなどを参考にする場合はご注意を!

Section 1: 4問
会話から絵を選ぶ
Section 2: 4問
アナウンスの内容を選ぶ
Section 3: 6問
留守電の要件を選ぶ
Section 4: 6問
路上インタビューを聞き、その人の意見の方向性を選ぶ
Section 5: 2問
やや長文のプレゼンを聞き、内容に合った選択肢を選ぶ
Section 6: 10問
長文のインタビューを聞き、内容に合った選択肢を選ぶ

Compréhension Écrite(リーディング)


40分、40問
4つの選択肢から選ぶ選択式。
Section 1: 7問
日常で見かける案内や文章の種類や内容を選ぶ
Section 2: 10問
文章の空欄埋め
Section 3: 5問
文章やグラフから設問に該当するものを選ぶ
Section 4: 10問
文章の説明内容に該当する選択肢を探す。俗にいう長文問題
Section 5: 8問
長文問題その2。こちらはニュース記事など

Expression Écrite(ライティング)


60分、2問
Section A (最低80単語)
提示されるストーリーの描き出しからその続きを書く
Secition B (最低200単語)
ある意見に対して賛成/反対の意志とその理由を書く

Expression Orale(スピーキング)

約15分、2問
参考資料
https://www.lefrancaisdesaffaires.fr/en/prepare-yourself-for-the-oral-expression-tef/
https://youtu.be/TMEw0m1kCvU?si=BqSp7cDtzjQLxDQz

Section A: 質問をする -約5分
↓のように用意されたチラシを見て、電話で詳細を問い合わせる設定で試験官に10個の質問をします。会話というよりほぼ一方通行で質問をし続けます。

Section B: 説得する -約10分
Section A とは別のチラシを渡され↓、友人役の試験官にそのアクティビティや仕事などをやってみるよう説得します。試験官はチラシに書かれていない詳細について聞いて来たり、あまり乗り気でない態度をとるので、約10分間頑張って説得します。

以上が現在のTEF Canada です。試験内容は変化することがよくあるので、最終的には公式情報を参考にしてください。

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