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【この人ってどんな人?】社員インタビューを面白くする「1枚の紙」

最近、採用広報に力を入れる会社も増え、社員インタビューを自社ページに掲載する企業さんは増えています。そこで今日は、私がインタビュー時にアイスブレイクとして使う1枚の紙をご紹介します。

社員インタビューって実は難しい

社員インタビューって、実はテーマががっちり決まった記事よりも難しい場合があります。それは「人を深堀りするインタビュー」だからです。

もちろん「入社を決めた理由は何ですか」、「この会社でどんなキャリアアップをしたいですか」など、基本的に聞くことはある。でも、ありきたりの入社インタビューでは、会社や人の魅力は十分には伝わらず、読んでもつまらないものになってしまう可能性があります。それってすごく残念ですよね。

価値のある社員インタビューにするためには、その人自身の価値観や魅力をどれだけ基本の質問の中に織り込み、オリジナルのストーリーに仕上げるかが重要なのです。

とはいえ、社長や広報の方などではない限り、インタビューを受けるのははじめてという方も多く、緊張してしまったり、なかなかうまく自分のことが言えない場合もありますよね。

そこで、私は一番最初にこんな紙を出すことがあります。

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人の価値観をなんとなく書き出した紙です。いろいろ思いつく言葉を20個くらい書き出しただけですが、これをインタビューに入る前にお見せする。

そして「ご自身の価値観や生き方に近いものはどれですか?」と、ひとつ、または2~3個選んでもらいます。

大抵の方が「何なに?」と言って面白そうに見て、「え~どれかなぁ」と言って考えてくれます。これだけで意外と場の空気がふんわりし、話しやすくなったりします。

また、この紙の役割はアイスブレイクだけではありません。

「なぜその言葉を選んだのですか?」「そう感じた出来事は?」と質問することで、エピソードを引き出すきっかけになるのです。

インタビュアーが社内の方の場合は、すでに相手の人となりを知っている場合もあるでしょう。でも私のように社外のライターとしてインタビューをする場合、この情報はけっこう有益です。

ここで話が広がらない人は、もともと寡黙で余分なことを話さない人かもしれません。ここで食いついてきてくれる人は、いろいろなことを面白がる人かもしれません。そんな風にインタビュー冒頭で、その人の雰囲気をつかめるのは、その後の質問を進める上でもありがたいものです。

ぜひ、試してみてください!




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