GPT4の提案したスライドの内容を具体的に考える
以前「GPT-4におすすめ図解を聞いてみた」という記事の中で、「企業が10枚以上のビジネススライドをつくる場面」を頻度の高い順に10個あげてもらった結果、以下のようなリストができました。
前回は図解レイアウトに絞って聞いてみましたが、具体的な使用例を指示して写真やイラストなどのイメージも含めたレイアウトを聞いてみます。
1.新製品やサービスの提案会議
まずは「新商品やサービスの提案会議」というカテゴリーから「プログラミング教室のサービス提案」に関するプレゼンを「DESC型」の構成で作ってもらいましょう。
「あなたはプレゼン製作会社のディレクターです。「マインクラフトやロブロックスを使った子供向けプログラミング教室」というタイトルで、DESC型(背景、問題点、提案、結論)の構成を作ってください。」と入力した結果は以下のようになりました。
簡単にDESC型で要点を列挙してもらうことができました。内容に問題がないことを確認したら「上記を8枚のスライドにまとめる場合のスライド構成を教えてください」と入力します。枚数は、発表時間などに応じて必要な枚数を指定しましょう。
記載すべき内容が箇条書きされた構成案を作ることができました。それでは具体的にどのようなビジュアルやデータを入れるとよいか追加で質問してみましょう。
「上記の各スライドで使うべき、文字・ビジュアル・データの内容について詳しく教えてください。」と入力します。
まとめ
以上のように、「①構成の型」→「②スライド構成」→「③内容(文章・データ・ビジュアル)」の順で、内容を具体的に指定することで、わかりやすいプレゼン構成だけでなく、各スライドの具体的な内容とレイアウトまでを、あっという間に提案してもらうことができました。
ここで、プロンプトには以下の内容を含めることが大切です。
・役割:プレゼン製作会社のディレクター
・プレゼンテーマ:使用場面と内容を具体的に指定
・構成の型:「SDS、DESC、PREP」などから指定
・枚数:具体的な枚数を数字で指定
ここまでたたき台ができていれば、簡単にスライド製作に取り掛かれそうです。次回はこちらをもとに、実際のスライドを作ってみようと思います。
プロンプトをまとめる(5/9追記)
上記の手順を一つのプロンプトで表現すると以下のようになります。
『あなたはプレゼン製作会社のディレクターです。以下のスライド構成と、その中で使うべき「文字・ビジュアル・データ」の内容について詳しく教えてください。
・「オンラインによる子供向けプログラミング教室の企画」というタイトル
・「DESC型(背景、問題点、提案、結論)」の構成
・「8枚」のスライドにまとめる』
このように、一度のプロンプトでプレゼン構成とレイアウトを作ることができました。「プレゼン内容を細かくカスタマイズしたい場合はプロンプトを分割する」、「時短で作りたい場合は一度のプロンプトで出力する」という使い分けもできそうです。