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更年期の乗り越えかた

憧れのクリエイターとしてお仕事を頂けるようになってから、朝6時に起きて仕事をはじめ、夜中の1時まで製作に没頭する日々だったのですが、ある時から午後になるとめちゃくちゃ眠くなるようになり、お昼寝時間がだんだん増えた結果、朝も夜も起きられず一日中寝ているという事態に…

まだ40代半ばですが、このまま寝たきりになり老衰で人生を終えるのかしら…と不安になりネットで色々と症状を検索したところ、更年期なのではないかという事に気づいて婦人科で診断を受けてきました。

更年期とは何か

――更年期とはどのような年代のことで、更年期障害となるとどういった症状が現れるのでしょうか。

更年期というのは女性の場合、閉経前の5年間と閉経後の5年間を合わせたおよそ10年間を指します。その時期に卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減少することによって女性の体に様々な不調が現れやすくなります。これらの症状を更年期症状といい、その症状が日常生活に支障をきたすほど辛い場合を更年期障害と言います。ホルモンが急激に減少するなかで、仕事や家庭の変化などの環境要因、性格や体質などの個人的要因などが重なって症状が現れます。

参考記事/Indeed

更年期が女性の社会進出を妨げている

色々調べる中で気になったのは、更年期が女性の社会進出を妨げているということです。こちらの記事では、生理や更年期障害に伴う心身の不調によって、昇進や大事な仕事をあきらめた経験がある女性の割合が42.5%であるとして、女性活躍推進のためには、企業が従業員の更年期障害に対処する必要があると伝えています。

――なぜ今、企業が従業員の更年期障害に対処する必要があるのでしょうか?

企業が更年期障害の対応策に取り組むべき理由は、女性の社会進出が進み、女性の管理職も増える中で、女性特有の健康問題が引き起こす経済的な損失が大きいからとも言われています。これは更年期障害に限った調査ではありませんが、女性特有の月経随伴症状による、1年間の労働損失は4911億円を超えるとも言われています。更年期障害にともなう労働損失も少なくないと予想されますが、生理に関する休暇制度などに比べて更年期に対する対策はまだ不十分なのが現状です。

というのも、これまでの時代は40~50代の管理職に就いている女性が男性に比べて圧倒的に少なく、更年期障害が仕事に与える影響がそれほど大きな問題として捉えられていなかったという現状があります。しかし近年、女性の管理職の割合が増えたため、新たな課題として浮き彫りになってきています。

これまでも生理や更年期障害に伴う心身の不調によって、昇進をあきらめた、大事な仕事を断ったなど、職場で何らかのことをあきらめた経験がある人が42.5%というデータも(※1)あり、女性活躍が進む中、企業が更年期障害に対処する必要性が高まっています。

参考記事/Indeed

これまでの人生は常に目標に向かって走り続けてきた気もしますが、ある日突然こんなにもやる気がなくなるとは。やばい。

更年期の乗り越えかた

婦人科で女性ホルモンを補充する塗り薬を処方してもらい、食事や運動などにも気をつけて体調管理をしたところ、お昼寝から起きられないという謎の症状がなくなり、普通に早起きできるようになりました。

色々と試した中で、特によかったのがモデルの滝沢眞規子さんのYouTubeチャンネルを見て健康な生活をイメージし、実際に取り入れられることからやってみることでした。

例えば、今までは仕事中心の生活でなかなか自炊ができず食事を配達してもらっていましたが、やはり栄養に偏りがある気がしていました。毎日ご飯とお味噌汁とおかずを自分で作るようにしてから、不足しがちな肉や魚、野菜や果物などをとれるようになり、自分だけでなく家族も元気に過ごせるようになりました。和食中心の食事に加えて、毎朝マルチビタミンやオメガ3などのサプリメントをとることで、さらに疲れづらくなっています。

運動もYouTubeで女性向けのしなやかな筋肉を作るヨガやフィットネスなどを選んで継続することで、なかなか落ちなかった体重もするすると落ち、仕事での持続力も回復してきました。

まとめ

女性と男性は身体のつくりも違うため、これまでの男性社会で常識とされてきた働き方が女性の身体に合うとも限りません。また、元々のエネルギーボールが大きく、20~30代でがむしゃらに働いてきた人ほど、以前のように無理がきかなくなり、落ち込みを感じるそうです。

健康に楽しく仕事をし続けていくためには、自分の体調に支障のない働き方を考える必要があります。そのために、バランスのとれた食事や適切な運動、十分な休養時間を意識的にとることが欠かせません。これからは今までのような体力勝負の働き方ではなく、優先順位や役割分担を決めてチームワークを活かしながらお仕事していければなあ、と思っています。

※参考記事(更年期障害による従業員の離職を防ぐには?)
https://jp.indeed.com/lead/how-to-prevent-employee-turnover-due-to-menopause


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