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こころのライブ日記 - 2024年4月27日 立川BABEL

起床して一番にすることは湯沸かしである。コーヒー、紅茶、或いはハーブティー。夏だろうが冬だろうが温かい飲み物で一日を始めるのが好きだ。(今は春です?黙っとれ) 海外へ旅立った友人から譲り受けた電子ケトルは冷蔵庫の上に配置されている。水を入れ、スイッチを押す。何気なく冷蔵庫に手を添える。熱い。異様なほどに。

冷蔵庫は中身を冷やす機械であるから多少の熱が外に放出されることはなんらおかしなことではないのだが。冷蔵室の扉を開ける。常温ではないにしても、あまり涼しくない。冷凍室を引き出す。氷のパウチの中で水がたぷたぷ揺れている。やられた。

もうひとつの氷のパウチは氷と水が半々くらいである。庫内が冷えなくなってから長い時間が経ったわけではないようだ。食材をすべて出す。まだ食べられそうなものは生き残った氷と共に保冷バッグへ。心配なものは涙を飲んで処分。棒アイスは袋の中で液体と木の棒になっていた。アイス好きのリカが見たら卒倒するだろな、と思う。

というか、時間がない。今日は立川でライブだ。リハーサルのため昼には現地に着いていなければならない。前日のバーイベントで帰宅が遅くなることが予めわかっており元々タイトなスケジュールを組んでいたのだ。多少の二度寝や準備に手間取る時間は考慮していた。冷蔵庫の故障は…想定外だ。ライブ当日の冷蔵庫の故障を考慮する奴があるか。

リカに連絡して集合時間を少し遅くしてもらう。大急ぎでギターの弦を交換する。物販と衣装を鞄に詰め込みバタバタと家を出る。駅のホームでサっと塗るハンドクリームの香りで幾らかの正気を取り戻す。お気に入りで身の回りを固めておくと、ふとしたときに助けられるのだ。

立川着。バベル横のモスバーガーで腹ごしらえ。紅茶のおかわりが100円でできると思ったら、そのサービスの対象はコーヒーだけだった。また正気の幾らかを失う。リハ終わりに何がなんでもコーヒーを飲み直してやると心に決める。

そうは言ってもゴキゲンである

バベル上のスタジオ、ペンタで最後の練習。本番前のスタジオは1時間だけ。体を温めてセットリストの最終確認。私もリカも、衣服からモスバーガーの匂いがする。気が散る。また幾らかの正気と集中力が失われる。小一時間いただけなのにね。(美味しかったよ、モスに罪はない)

バベル入りしてからはつつがなく。先月は弾き語りでここに出たけども、バンドとなるとまた違う緊張感がある。対バンも気合いが入っている。これは燃えるね。

本番はいつもあっという間。私たちの音楽をしっかりできたと思う。新曲「さぶらう」のバンドアレンジ初披露。許されない罪と出発の歌。暮葉の歌。歌っている側はなんだかつらい。それを人前でやることこそ、音楽なのだよ、と思う。

ご来場の皆様、ありがとうございました。バベルはとても綺麗で士気の高いライブハウス。また出演したいと思います。次回暮葉ライブは夏予定。詳細は追って発表します。少しお待ちくださいね。(次の弾き語りのライブは6/8(土)都内です。こちらも詳細追って発表します。)

それでは、アデュー。

ありがとうございました


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