(23)義父母の食事 その2

平日の義父母の食事は私が15年以上担当してきた。が、数年前にいくつかの要因が重なり、それぞれ別々に用意、食事することになった。義父母は食の好みに偏りがあり、夫や子どものメニューと同じものでは食べられなかったり、年々歯が弱っていくために野菜や肉も食べられないものが出てきて、用意しても食べてもらえないということも多々あったので、私も気が楽になったのは確かだ。そのときは義父母ともに元気だったので、食事の用意は別々に、でうまくいっていた。2年前に母が倒れて要介護になったあとも、すぐ近くのスーパーには行くことができていた。ところが、1年前ぐらいからだろうか、少し様子が変わってきた。お財布に入っている金額以上の買い物をし、レジでお金が足りないことに気づいて急いで家に戻ってお金の催促をする(お金は管理できなくなっていたので今は夫と私で管理)、お財布自体持っていくのを忘れる、ポケットに財布が入っているのにポケットの中を探すことなく財布がないないと焦っている、といったお金の失敗が増えてきた。たまにこっそり冷蔵庫の中をチェックするが、すでに期限切れで食べられない状態のものが入っている、同じものが重複している、などは高齢者にはあるあるだろうか。買い物に行くことは、足腰のリハビリや脳トレにもなると思うが、あまりに失敗が続くようなら、毎回私が同行しないといけなくなるのかもしれない。とはいうものの、育児もある、家事もある、仕事や勉強で出ていく日もある、毎日買い物に一緒に行くのは避けたい。私が勝手に選んで買ってきても食べなければ無駄になるし…まとめ買いをして渡しておけば、まとめ食いされそうな気もするしなぁ…。今後の課題だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?