(24)義父 再認定調査

4月に介護申請をしてGW明けに要介護の認定がおりたばかりの義父だが、その後の突然、かつ急激な変化に家族も対応しきれず、今後のために再認定調査の依頼をした。急激な変化というのは、徘徊と、家族がわからなくなっている日があるということだ。いつもいつも、24時間そんな状態ということではないから、家族としてもどう対応したらいいのか難しい。しかし、徘徊が続くと同行したり、探したり、家族も疲労困憊、学生である子どもたちにはなるべく迷惑をかけたくない。そんな思いから、再認定調査をお願いした。
さて、当日。義父には何も伝えておかなかった。認知症の症状の現れには波があるのだが、どうやら今日は、調子がいい日(家族のこともわかっていて、認知症の症状があまり出ていない日)のようだ。実は数日前に一人暮らしをしている息子が帰省してきており、それが義父にも影響してるのかもしれない、と思う。認定調査員の方が来て、義父母の部屋に入る。誰かわからないので笑顔もなく座ったままの2人。介護認定の調査であることは前回も今回も告げていない。調査員さんも、「役所のほうから来ました。健康調査でいくつか質問にお答えしていただきたいのですが、いいでしょうか」という感じで進めてくださった。名前や生年月日は正しく答えられている。季節は微妙。身体機能のほうは大きな問題はなし。1人で座ったり立ったり起き上がったりも出来る。杖などなくても歩ける(が、足腰にあまり支障がないからこそ、徘徊が始まると何キロも歩き続けてしまうという、という問題はあり)。本人への質問が終わると、家族への聞き取りがあった。調査員さんからの質問がたくさんあり、夫と私でそれらに答えていった。お風呂には入れているのですか?着替えはどうされていますか?トイレは?食事は?まだまだたくさんのことを聞かれた。そして、私たちからも、まだ認定見直しの時期ではないが、急激に変化があったから見直しを依頼したこと、家族として今1番つらいのが、早朝であろうと夜中であろうと徘徊があり、その徘徊が数時間に及ぶこと、徘徊中は信号も守らず車道を歩くこともあるのでずっと同行しないといけないこと、それから最近はたまに1番身近なはずの妻や長男、長男の嫁(私)のことがわからなくなっていること、など困っていることを伝えた。数日前に子どもが帰省してからは徘徊もないし家族のこともわかっている、今日もしっかりしている、と伝えると、孫の効果はあるのかも、と調査員さんもおっしゃっていた。来週は病院にも診察に行って意見書というものを書いてもらわないといけない。認定結果は1ヶ月後ぐらいになるらしい。自宅で生活できるかぎりは自宅で、となると思うが、徘徊が続いたり真夜中に起こされたりが続くようなときはショートステイも利用できるようにしておきたい。本当にどうしようもなくなったら特養などの公的な施設も考えたい。それに向けて、今できることはやっておく。義父母の介護について、日々いろんな思いがあるが、ケアマネージャーさん、認定調査員さん、お医者さん、多くの方に助けていただき、感謝している。


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