未来を見る思考
昨日は、小説『パラサイトイブ』で鮮烈なデビューをされた瀬名秀明さんとお仕事でご一緒し、未来の見方についてお話を伺いましたので、備忘録として記録しておきます。
技術が進化するほどに、環境と人間の距離は近くなっていて、IoTの時代に入り、環境と人間は一体化しつつある。つまり、人間にとって人間そのものも環境になり、その環境が思うようにならない中で、何が起きるのかを考える必要がある。
人間を見るときに、細胞レベルは顕微鏡で見ることができ、体レベルは診察という形で見ることができる。しかし、臓器という細胞が組織化したものについては、依然わからないことが多い。人間には、近くと遠くは見えるけれど、その中間に見えないものがある。
未来を見る視点として、共感と思いやりという二つの視点がある。共感は、自分自身の視点だが、思いやりは自分の体験を超えた視点。思いやりの視点を持てたとき、見える未来がある。
なかなかに哲学的ですが、思考するきっかけとして、いい言葉をいただけたと思います。
*写真は、少し前に滞在した静岡駅前のホテルからの富士山。そして、今夜は愛媛県松山に宿泊中。
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