教職員組合への願い
猛烈な暑さの夏ですね。
さて、真夏に教職員組合の話。
教職員組合、その名の通り教職員の団体で、教職員の待遇や働き方や教育のやり方を行政と交渉したり、教職員のイベントをしたりするんですね。
その教職員組合に、「こうあってほしい」という願いを感じることが、今日ありまして。
一つは、「きちんと声を上げられる団体であって欲しい」ということ。
学校でおかしいと思うこと、子どものためを思ったときにこれは良くないと感じた時に、「おかしい」と校長先生や教育委員会や、もっといえば文部科学省にも声をしっかりと上げて欲しい。
これ、やろうと思えばできるんですよ。
教職員組合は、校長先生や教育委員会や文部科学省と交渉できる力を法的にも、これまでの歴史や団体としての力としても持っていますから。
もう一つは、「おかしいことにおかしいと気付ける人権感覚、民主主義の感覚を教職員の間に育てる団体であって欲しい」ということ。
残念ながら昨今、学校で、子どもの権利が守られていない出来事を耳にするんですね。
でも一方で、学校で、民主主義の芽生えも感じる。
教職員組合には、学校でおかしいことをおかしいと気付ける人権感覚、民主主義の感覚を、教職員の間に育てて欲しい。
これも、きっとできると思うんですよ。
教職員組合は人権や民主主義を大切にする考えをもっていますし、教職員どうしで学び合うイベントも交流するイベントもやっています。
そうした学び合いの場で、人権や民主主義を学び、おかしいことにおかしいと気付ける先生方を増やして欲しい。
この二つがあれば、学校でおかしいことがあったとき、おかしいと気付き、声を上げられる教職員が増える。
先生のためのみならず、子どもたちのため、もっと大きく言えば世の中のためにも、そうなってほしい。
教職員組合には力があると思うし、その力を高めていってほしいと思います。