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その転職で何取りに行くんだっけ。


会社の人とランチを食べながら話をしていた。

彼の下にある、ポジションで募集をかけていて、内定を出したのだが、その候補者は迷いに迷って、今私がいる会社をお断りして、私が元いた会社に転職していったそうな。

その話を聞いて、
わたしてきには
「マジ?なんで?」しか思いつかなかった。

いや、ほら、何せ、
隣の芝生は何でも青く見えていたので
「私が前にいた会社」=自分がいたところだからそこまでよく見えない
的に見えてた。

「なんで、ここ(私の今いる会社)じゃなくて、私の前の会社行ったんですかね?」

とハイアリングマネジャーに聞いてみると

「現職が日系だから、カルチャー的にそっち(私の前にいた会社)の方が馴染むかなと思ったらしいよ」

なるほど、なるほど。

確かに、ソフトランディングを目指すとしたらそうかもしれん。

要は
転職で何を取りに行きますかって話かと。

転職について思いを馳せる時に私の結構愛読してる本?の一つに転職哲学って本がある。


山崎元さんが大分前に書いた本。
何せ12回も転職してるから、転職エキスパートととしてめっちゃ参考になること、なること。

そして、結構この人の考え方は私は好きだ。

個人の自由は、会社の都合に優先する

転職すると経験と友達が増える
時間、お金、自由は転職で交換できる

転職哲学


などと言ってるわけ。
それで、この山崎さんはその時その時の自分のニーズに応じ転職した結果、転職が12回とかなっちゃってる。

例えば食住接近がいいなら、家の近くの会社だし(もしくは家を引越しするという手段もなくはない)、お金がもっと欲しいなら外資系ファンドかもしれない。

今は山崎さんは楽天証券にいるけど、それは副業活動の自由度が高いかったらそのポジションを選んだと言っていたのをどこかでみた気がする。

私自身の今回の転職活動。

転職活動でどのピースを取りに行くかは明確だった。

☑️グローバルに転勤or仕事が変えられる可能性のある会社
☑️仕事の振り幅が大きくて、その次のキャリアに繋がる仕事
☑️お金も沢山あればそりゃ最高

結果として、
上記がすべて満たされて、おまけに家も近い(というか近くなるよう家を選んだというのが正しい)し、ワークフロムホームの選択肢など働き方の柔軟性も高かった。

さいこー!

転職活動する人もしない人もいるでしょうか。
少しでも転職活動を考えているなら、何を軸に転職活動するかって考えないと転職活動がブレブレになっちゃう。

逆にいうと
自分が何を欲しいから明確にすると自然と受ける会社も絞られてくるし、志望動機も明確になってくるんじゃなかろうか。


 5/8追記

ちなみに。
年収の高さだけで言うと、お断りした会社の方が高かった。正確には最初のオファー金額はほぼ同額だったのだが、私がお断りの連絡を入れたら、年収考え直すから来て欲しいと言う連絡があったのだ。

そこも会う人会う人魅力的だったし、かなり惹かれた会社だった。
そんな素敵な企業をお断りしてなぜ今の会社にしたのか。

どっちの選択がより後悔しないですむか。

これだと思う。
今の会社は行かなかったら、きっと後悔する

こう思ったから行ってみた。

もう一つ。
失敗した時のコスト

仮に転職がうまくいかなくて失敗したら
どうしよう。

これを考えた。
今の会社で仮に評価されなかったら?
仕事も全然うまく行かなかったら?

これを考えた。

でも我が家の場合、共働きだしある意味気楽。
仮にうまく行かなくても失うものないよね?
むしろうまくいかなかったことも含めて経験が得られる。

こんなことを考えた。

この「どっちの選択肢がより後悔しないか」「失敗した時のコスト」の2つ。
転職に限らずいろんなことに転用できるこの2つ。
(パートナー選びとかの婚活、はたまた妊活もか?)

お試しあれ。



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