#129 日本人の知らない事実。アメリカの中に独立国ナバホネイションがあるんだよ。
こんにちは、くみです。
アメリカ国内のど真ん中に別の国があるって知ってましたか? その名もナバホネイション。
私は今回旅するまで知らなかった…。
ネイティブアメリカン(インディアン)のナバホ族は、アリゾナ州・ユタ州・ニューメキシコ州にまたがる地域にナバホネイションという、合衆国からも認められているナバホ族の準自治領。
人口は約20万人。
ナバホネイションには大統領もいるし、議会もある。
首都はウィンド・ロック、自前の国旗に、議会、裁判所、警察を持ち、学校ではナバホ語も教えている。ナバホ・ネイションに住むナバホ族の皆さんは自分達のことをナバホ・トライブ( Nabajo tribe )と称し、誇りをもって暮らしているが、これといった産業も無い、砂漠のような土地での生活は苦しく、半数近くの方が失業中だという。
日本人にも有名な観光地、モニュメントバレーやアンテロープキャニオンは彼らの自治領内にあたる。
アンテロープキャニオンのキャニオン内はナバホネイションの観光ガイドがないと入れないし、コロナでずっと休止。最近人数制限しながら開始されたばかり。
行くなら事前の確認が必要。
でもね、アンテロープキャニオンなど自然の美しさと力を感じる景観しかない。
このような美しい自然があるナバホネイション。
実はこの自治領の30-40パーセントが下水道が使えない。
コロナによってナバホネイションの感染率はアメリカの平均と比べて高かったのは、綺麗な水で手洗い、うがいができない(できにくい)環境にあるからとも言われている。
約100年前に米国の水道・衛生インフラが拡充されていった際、先住民居留地の多くが見過ごされたためらしい。
アメリカの国立公園を旅すると、アメリカの繁栄と影、先住民が後から来た移民(今で言うアメリカ人)に追いやられてきた歴史などの跡が垣間見れたりもするのです。
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