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#170 アメリカのオピオイド中毒問題。薬物過剰摂取による死者数がコロナ禍で最高に


昨日、Voice of ちきりん聞いていたらアメリカの薬物中毒による問題を放送していた。

簡単に内容を要約すると

昨年に薬物の過剰摂取で死亡したアメリカ人は、前年から30%近く増加して9万人近くになっている。ここまで中毒が激増した背景には、元々医者から処方されるオピオイド(鎮痛剤)と言う薬を規制したことに端を発する。中毒性があると言うことで規制したものの、規制したことで逆に同様の作用がある違法のドラッグが流通したらしい。しかもその流通元は中国。中国共産党に規制、取締りを要請するものの全く動いている様子はない。

薬物中毒による死者数は新型コロナウイルスの死者数の4分の1の規模程度で、さらには最近では1日当たりの薬物中毒による死者数が新型コロナウイルスのそれより多くなっているらしい。

増加理由にはパンデミックで孤独を感じ、孤立を深めた人々が手を出し始めたことも原因。でも恐ろしいのは流通の背景には、有象無象にいる中国の非合法ドラッグメーカー。なんと言うか、現代版アヘン戦争的なと言うと言い過ぎかもしれないけど、同じ匂いは微かに感じる。

去年、アメリカのトランプ大統領は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の国内での使用を禁止すると発言し、それからわずか1週間後の8月6日には「安全保障上の脅威」という名目で、TikTokの運営会社である「北京字節跳動(ByteDance)」との取引を禁止するという大統領令に署名したと言うニュースがあり、結構衝撃的だった。(現在はバイデン大統領によって撤回されている)

これは中国は共産党政府なので、政府は企業に要請すれば全ての情報が吸い上げることができ、大量のアメリカ人の個人情報が中国側に流出することを懸念したと言う見方が一般的。

例えばだけど、流出した個人情報を元に下手をすれば中国側が大量の違法ドラッグを送りつけるなんてことも可能になるわけで、もしかしたらそう言う危険性も読んでたのかもしれないなんて穿った見方もできちゃうよね。

日本では冒頭のオピオイドは、癌患者にのみ制限して鎮痛剤として処方しているので量も対象者数もきちんと制限されているので、今のところ問題は起こってないらしい。

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私が普段、あまり知らないアメリカの側面。

上に貼り付けたTwitterの画像が衝撃的すぎて思わずそのあと色々インターネットで調べてしまいました。
すごいよねと言う小学生みたいな感想しか出てこない自分がいます。

アメリカの闇は奥が深い。

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