#211 歩いてメキシコに渡り、I-94を更新した話。
こんにちは、くみです。
先週は四連休で、週末弾丸トリップしてきました。
いまだに運転の疲労が残っていて肩のあたりがガチガチに硬いです。
カリフォルニアの面積は日本の1.1倍。そして本州とほぼ同じ長さ
カリフォルニアのまあまあ上の方(シリコンバレー)から最南端のメキシコ国境付近まで。
カリフォルニアってどの程度の大きさかご存知ですか。
カリフォルニアの面積は日本の1.1倍もあるらしいです。そして長さは本州とほぼ同じくらいの長さらしい。私の住むシリコンバレーは最北端でないのでイメージとしては福島〜山口まで運転したような感じだろうか。しかも往復。
それは疲れるはずだ。
アメリカで滞在するのに大事なI-94
VISAの有効期限=I94の期限ではありません。
VISAは学生VISA、就労VISAと様々な種類があり、どういうステイタスでいるかが記載されています。
私たちの持つEビザの場合、5年間という有効期限があります。
ただしそれとは別にi-94という出入国記録データです。出入国記録やビザの種類、許可された滞在期間などが記載されており、アメリカで合法的に滞在していることを証明する重要な書類。
で、ここからが大事。テストにでます
I-94の滞在期間はビザによって違い、Eビザの場合、i-94の滞在期間は2年に1回国外に出て更新しておかないと不法滞在になっちゃう!こわいっ
それにI-94は色々な情報と紐づいてる。
運転免許証もI-94の情報に紐づいた有効期限のため、I-94を更新したら、免許が切れる前に、運転免許証も更新しないといけない。
EADという労働許可証を持っている人はそれも更新。(おまけに410ドルもお金がかかる!)
夫のI-94は年明けに切れるので、今回はその更新を目的とした旅です。もちろん途中、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンターバーバラ、その他海沿いの街にも所々とまりながら。
陸路でもI-94は更新できるのか?問題
通常は2年に1回くらいは国外出張や日本への帰省があり、アメリカ国外へ行き、再入国というプロセスがあるのでI-94の期限が切れそうなんてことはまずないんだけど、コロナ禍で国外への渡航が著しく制限されている中、夫に限っては2年間どこにも行っていないという状態。
コロナ禍でこういう人も結構いるらしい。
そして、I−94の更新は、移民法上は一度アメリカから出国すれば、どの国から再入国してもI-94は更新され滞在期間は延長されます。
だけど、現実にはアメリカに隣接するカナダとメキシコからの陸路や海路からの再入国は延長されないケースもあります。より確実に期間を延長するためには、空路で再入国することです。
なので、シリコンバレーからだったら、空路でカンクン(メキシコ)か何かに行って、ついでに海で遊び戻ってくるというのが一番確実。
ただ会社の同僚の人で同様に陸路でも更新された人もいるので、トライしてみようかとなったのです。
結論、更新できたっ!
正確には初日に失敗して更新されずに戻ってきたので、2日目に再度チャレンジ!そして更新成功です
国境を越えてティファナに入り、I−94を陸路で更新した
アメリカのサンディエゴからメキシコ国境まで15分程度です。学生時代も行って、ティファナで1泊したけど、こんなに近かったっけ?
車で行く場合、US101という高速道路で、どんどんメキシコが近くなっていく。最後の方には”US Last Exit"とか、ここから先に行くと、"Mexico only"とか看板が出て焦る。
うっかり車でティファナに行かないように注意しながら運転。
私と子供は国境沿いにあるアウトレットで楽しくお買い物。
夫だけ、歩いてメキシコへ。メキシコの国境沿い。
そして国境を越えたら、すぐさまUターン。
しかし、メキシコへ入国するのは、ほぼノールックなのにアメリカに入国する際には、長蛇の列。
日本は島国で陸路では国境を接していないので、ヨーロッパにしろアメリカにしろ国境に行くたびに必要以上にドキドキしてしまう。
(私は越えてないけど)
ただこの長蛇の列の人々もI-94更新のための陸路超えではなく、日常的に仕事の関係でメキシコーUSを行ったり来たりしている人だけです。コロナでなければ、US観光がてらティファナに行くという人もいたけど、いまは陰性証明やらいろいろ面倒だしね(注:11月中旬からメキシコからの入国に陰性証明不要になりました)
従ってI-94更新する人は、I-94の紙を持って、「I-94の更新にきたけど、どこにいけば良い?」としつこく確認すべし。
大切なのはPermit Officeというところに立ち寄り、6ドルの手数料を支払い、そして必ずI94を更新されたか、係の人に聞いてから入国すること!
夫はこれで、初日失敗してます。
ただメキシコ行って、アメリカに戻ってきた人になってた 笑
特にアメリカの場合、お役所あるあるで、係員によっていうことが違うということが多々ある。なので、しつこいくらいに確認するのがいいでしょう。
ホテルに戻って寛いでる時に、
「Permit Office立ち寄ったよね?」と聞いたら、
「え、やっぱり立ち寄らないといけなかったのかな」とか言い出して発覚。
会社の同僚の人のレポートにつぶさに書いてあったのに読まなかったんかーいっ。
そのほかの留意点
今回、夫は運よく? I−94更新できましたが、できないケースも多々あると聞く。そういう場合は、確実な航路で国外へ出る方法がアンパイ。
ティファナに行って、なぜかアメリカにも入国できず、そのまま日本に空路で飛んだ人もネット上にはいたらしい。(それは怖すぎ)
夫も万が一に備えて、着替え一泊分、現金多め、日本に帰ることになったように会社用のPCセットなど持っておりました。
ちなみに夫の弟家族はシカゴにいるのですが、昨年末I-94更新目的でカンクンに行っておりました。そしてなぜか夫の弟だけI-94が更新されないという事態が発生。後日、CBP(正式名をU.S. Customs and Border Protection)といい、国境の取り締まりと税関を管轄している米国の政府機関とやりとりしてようやく更新されたらしい。
空路でもたまにこういうことがあるから、I-94更新の際は都度確認が必要ですね。
こぼれ話
今回は入国にあたりコロナかで制限とかあり、入れなくなっても困るので、私と子供は行きませんが、機会があれば一度はティファナ(治安は良くないので気をつけて)行くことをお勧め。
国境を越えた途端、道端に物乞いの子供達もいたりして、アメリカ側との落差がすごい。普段のほほんと暮らしている子供たちも、そういう現実を目の当たりにしたら、何か感じるところがあるんじゃなかろうか。
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