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【米国配偶者ビザシリーズ】Step.4 渡米後手続き

こんにちは、kumiです。

配偶者ビザシリーズも最後のステップ、入国と渡米後の手続きについてです。

無事取得できたビザ。

ビザには期限が設定されており、その期限までにアメリカに入国をする必要があります。大体期間は半年だったと思います。

なお、現在ビザ書類はデジタル化されているので、アメリカ大使館からはビザが貼られたパスポートのみの返却です(あと提出した書類があれば返却される場合も)。デジタル化されている証明として、査証面にIV Docs in CCDと記載があるはずなので、必ずチェックしてください。ない場合は開封厳禁の封書の書類を受け取るはずのようです。


私の場合、ビザを取得できたのは2021年7月中旬でしたが、実際に渡米したのは9月末です。というのも、コロナの影響で、渡米先のハワイへの直行便がほとんど動いていなかったから。

アメリカ本土へは直行便がそこそこありましたが、アメリカ本土まで10時間フライト→トランジット数時間or1泊→ハワイまで7時間フライトの弾丸旅程を当時1歳の娘と3歳の息子を連れて、ひとりでこなせる自信がなかったため、臨時便でもいいからハワイの直行便が戻るのを待っていました。


さて、移住の際の入国前に済ませておくべきことがあります。

それがこれまたUSCISへのImmigrant Feeの支払い。一体結局総額何ドル払ったのか。。。これはオンラインで支払いが可能です。ビザと一緒にアメリカ大使館から送付された書類に支払い時に必要なナンバーが書かれていますので、それを使って支払いを完了させます。私は当時すでにアメリカにいた旦那に支払いをお願いしました。この際、支払い完了になったページはプリントアウトしておいてください。後々Green Cardのステータスを確認する際に必要となります。

このFeeはGreen Cardなどの作成に必要なFeeらしく、払わないと入国後いくら待ってもGreen Cardが届かない、ということもあるようです。


さて、フライトも予約し、いざ渡米へ。

これまではESTAで入国していたので、アメリカでの入国審査時、アメリカ人とは別のレーンに並んでいたと思いますが、ビザで入国する場合は、入国審査場にいるスタッフにビザページ見せればどこに並べばいいか教えてくれます。

私はハワイへの直行便で行ったため、ホノルルの空港から入国しました。コロナ禍ということもあり、搭乗人数も少なく、そもそも入国審査場は混んでいませんでした。それでもビザページをスタッフに見せたら、優先的に進めさせてくれました(1歳と3歳を連れているのもあったかも)。

入国時なんの書類を求められてもいいように、手荷物にこれまでのビザ申請関連書類は全てジャバラ式ファイルに突っ込んで、いつでも出せるようにしておきました。

結局入国審査場では、特にパスポート以外、追加で書類提示を求められることもありませんでした。指紋を取って、顔写真取って、色々データを見ているのか、待つ時間はいつもより長かったですが、先に進もうとする子供を止めるのに必死だったのも伝わったのか、最後にGreen Cardが届くまでは、このビザページが滞在許可証の代わりになるからね、ということだけ言われて終わりでした。ただ、この時、SSN(Social Security Number)は自動で発行されるよね?と一言確認しておけばよかったと後々後悔しました。笑

きっと、ハワイという土地柄と、子連れという私の状況もあり、おそらく一番手間のないスムーズなビザでの入国だったと思います。笑


Step.2のNVCへの書類提出に含まれるDS-260の申請時、SSNの発行を入国と共に自動で行うか、という項目があります。SSNは日本でいうマイナンバーのようなものですが、日本よりも進んでいて、確定申告から就職、保険加入、銀行口座開設と、様々な場面で必要になるナンバーです。そのまま入国と共に発行してくれるなら、と思い私は自動で行うにチェックをしました。

通常であれば、SSNは申請してある住所へ郵送で届きます。入国後2週間くらいが目処のようですが、これは本当にバラバラのようです。

Green Cardは入国後2〜3ヶ月が目処のようですね。

配偶者ビザの場合、入国と同時にもうGreen CardとSSNが取得できますので、本来であれば入国後に何らかの手続きは不要となります。


ただ、このSSNとGreen Cardで問題が発生することが多いようです。

かくゆう私も、見事に両方問題が発生し、ハズレケースを引き当てました。

そのままスムーズに両方自宅に届けば問題なし。届かなかった場合は対応が必要です。


まずSSNについて。

本来、DS-260で自動発行を選択していれば、入国後自動で自宅に届くはずですが、アメリカ大使館の書類にあった期限の3週間が経っても届かなかったので、Social Security Officeに連絡することになりました。入国時、移民局からSSA(Social Security Administration)にデータが送付されず、SSN発行が出来ていないケースが多いようで、私もそれを引き当ててしまいました。入国時ちゃんと確認をして念押ししとけばよかった。

この場合、近場のSocial Security Officeに出向き、SSNの発行が遅れているだけか、そもそも申請されていないかを確認し、大方「申請されていない」と言われるらしいので、新たに申請を行う必要があるようです。

通常であれば、オフィスに出向いて申請書を書いて、パスポートを見せて、その場で申請終了、その後2週間程度でSSNが自宅に届く、ということになります。

私の時はコロナ禍でオフィスがクローズ、Appointmentがないとオフィスに入れない状態で、Appointment取るにも電話でしかできず、かつSSNの申請書やらなんやらFAXで送れと言われたり、結果Appointment取得までに1ヶ月、その後オフィスに出向いて申請して、実際にSSNが自宅に届くまでさらに1ヶ月、計2ヶ月かかりました。その前に入国後1ヶ月間届くかも、と思って待っていましたので、実質SSN取得まで入国後3ヶ月かかりました。SSNがないと仕事も探せないし保険にも入れないので、何よりもまず先にSSNは取得に動いた方が良いと思います。

オフィススタッフによっては、「SSN取得する必要がある証拠書類を出せ」と言われますが、その時は保険会社や銀行などからのSSN必要である旨を記載した書類を作成してもらって提出すれば良いと思います。

私はコロナ禍での申請で手間がかかりましたが、申請作業自体は大したことないです。面倒なだけ。


続いてGreen Cardについて。

Green Cardは入国後2〜3ヶ月で自宅に届くと言われていますが、まずは下記サイトでチェックすることをお勧めします。

Case Status Online

ここでレシートナンバーが必要になりますが、これはimmigrant feeを支払い完了した際に画面に表示されるナンバーです。プリントアウトしておいたものが役に立ちます。

実は私、グリーンカードのステータスを確認できると知らず、3ヶ月近く待ってようやく「おかしいぞ?」と思って調べて、ステータスチェックが出来ると知りました。

それでステータスチェックをした結果、衝撃的な事実が発覚します。

なんと、一度届いていたにも関わらず、本土に送り返されてしまっていたんです。

重要書類だから受け取りに署名が必要だったようで、当時住んでいたコンドミニアムのセキュリティの方によってはサインして受け取っておいてくれるんですが、人によっては受け取りを拒否するらしく、拒否する人にあたってしまったようで。

それでも普通は不在伝票が残るはずなんですが、どっかに紛れ込んでしまったのか、それとも配達員のミスか、私の元には不在伝票さえ届きませんでした。

なのでそのまま発送元に返送されてしまっていたんです。

しかも、一定期間アクションがないと廃棄されてしまうらしく。私がステータスチェックした時はすでに一定期間を過ぎてしまっており、廃棄されちゃったかも!?と思ったんですが、とりあえずサイト上で再送処理をしておきました。

その結果、廃棄を免れて手元に届きました。

作業をしてから手元に届くまでは2週間くらいだったと思います。

もっと2〜3ヶ月という時間を待たずにちゃんと先にチェックをしておけばよかったと思いました。なので、私と同じ轍を踏まないよう、しっかり定期的に確認することをおすすめします。


ということで、入国後の手続きでした。


人によっては入国してから何もやらなくてもすべて無事に重要書類が届きますので(というか本来そうであるはず笑)、蛇足といえば蛇足ですが、こんなケースもあるという例として記載させていただきました。

みなさんはこんな面倒なケースを引き当てないことを祈ります。笑



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