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ナレーションを極める47 フリーランスナレーターの産後復帰

*フリーランスナレーターの産後復帰

先日、尊敬するナレーターの男性先輩と
久しぶりに現場でご一緒し、とても嬉しいことがありました。

先輩が突然「僕は君に謝りたいことがある」

と話し始めたのです。

「僕は君が、妊娠をしたら仕事を続けられないのではと悩んでいたとき、女性はどうしても、妊娠出産したら、ある程度仕事をあきらめなければならない。と言う話をしたんだ。

でも、君は、諦めなかった。子供を産んで、仕事も続けている。あの頃、それは普通ではなかった。でも、今では、後輩も何人も出産して、その後も仕事を続けている。君が頑張ってきたことは、とても大きいと思う」

と言ってくれたのです。

とても嬉しかった。なかなかお会いできない中
そんな風に見守ってくださっていたのかと。

正社員とは違い、フリーで復帰するのはまだ難しかったとき。
子供を産んでも、フリーランスでも
誰がなんと言おうと仕事を続けたいと走ってきたことは、
ただのわがままかと自己嫌悪に陥ることもあリました。

後に続く皆さんにも少しでも良い影響を与えることができていたとしたら、しかもそれが命の誕生につながるなら、こんな嬉しいことはありません。

でも、一つ言いたい。
すごいのは、私ではないのです。

テレビ東京の皆さんです。WBSの皆さんです。
「ナレーターが出産後レギュラーに復帰するなんて
前代未聞だ」と言われた当時。
その常識を破り、産後も変わらず続ける道を作ってくれました。

今は、男性アナウンサーさんも数ヶ月の育休を取っています。
局の姿勢と温かい皆さんに心から感謝します。

そして、私にあったら伝えようと、
ずっと考えていてくださった先輩と
支えてくれている周りの人に感謝します。

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