ナレーションを極める46 わからない読み方
ナレーターの熊崎友香です。普段は全く気にならないのに、原稿と真剣に向き合った時、とたんに、「ハテ?なんと読むんだったかな。」
「わたし、割と長く日本語使っているし、仕事でもお世話になっているのに、今までなんて読んでたんだろう?」となることありませんか?
漢字の読み、日本語って難しいなぁと思うのです。
例えばつい先日のこと。
日本人 日本軍 日本国籍 日本
と、同じ原稿の中に、何度も出てくるんです。
にほんなの?
にっぽん?
使い分けるのか?
アクセント辞典には両方載っています。
日本 にほん にっぽん
でも、日本国籍 などは載ってない、、
結局どちらが好ましいか?ふさわしいか?
局の方針や判断を確認したり
番組制作の偉い人に決めてもらったり
スポンサーさんだったり、、、
でも、少し長くやらせてもらっていると
「どっちだと思います?」と聞かれます。
「さぁ、どっちでしょうね」なんて言えません!
そんな時、「◯◯では、◯と読むことが多くて、◯◯だと、◯と読む方が多い印象です。」と、全体的なその言葉に対する読み方の傾向を知っておくと、◎です!
ちなみに、この時は、ポンで統一でした。
固有名詞は、にほん、にっぽん、決まっているので必ず確認!
他にも
8ヶ月
はち、かげつ。か、はっかげつか。
3万匹 ひきか、びきか、ぴきか。
急に、突然、あれ?どっちだったかな。
わからなくなることがあります。むしろ歳をとるにつれわからなくなることが多いです。過労か老化かもしれません。
日頃から意識してチェックしていると
もしものときの肥やしになります。
これ、年長の子供のプリントなのですが、改めて見ると、なななんと複雑な!!はっぴきは、はちひき、と読んでしまいそうです。
さらに!
小さい生き物は、ひき
大きい生き物は、とう。の認識でしたが、
役に立つ動物は、とう???
盲導犬はトウ!
これ常識ですか?ムムム難しい!!
でも、面白い。子育ての教材もこうして全てはナレーションの肥やしとなってゆくのでした。
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