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目の下のたるみ取り手術をして1ヶ月

47歳、目の下の脱脂をしてもうすぐ1ヶ月が経とうとしている。

〜詳細はこちらをご覧ください〜
その1 はじめに ー私とクマー
その2  目の下のたるみ取りを決意
その3 いざ、カウンセリングへ
その4 ついに施術!
その5 経過レポ。クマが消えた!!

恐れていたトラブルは何もなく、鏡を見るたびに生まれ変わったようなきれいな目の下に幸せを噛み締めている。

なんだか大げさなようだけれど、これまで自分がしてきた色々な決断の中でもここまで上手く事が運ぶことってなかなかないので、記しておきたくて仕方ないのだ。

まず、1週間を過ぎたあたりから堂々とマスクをとって仕事に出られるようになった。
ダウンタイムが1〜2週間と言われていたので、1週間でマスクが取れたのはありがたかった。

しかし「1週間でマスクが取れた」という言葉には違和感がある。
なぜなら私の場合、もう何年間もマスクでひた隠しにしていた顔を、この手術のおかげで人前に晒すことができたのだから、けしてダウンタイムが明けて1週間ぶりにマスクを取ったよ、という話ではないのだ。
「ダウンタイム明け」というより、もはや「出所」したくらいの晴々しさがあった。シャバの空気の美味しさといったらない。

保育士という職業柄、マスクが取れたことでは良い効果しかなかった。
・子供たちに笑顔を見せられる。「今一緒に笑っているよ」とはっきり見せることができる。
・職員同士の連携でも、顔の表情を見せることはとても重要。とにかく「どんな人か」が重視される世界、見た目の影響はものすごく大きい。マスクを外して堂々と笑顔を見せる私を、他人は邪険に扱わなくなった。

仕事と関係ないところでは、こんな変化もあった。
ある習い事に通っているのだけど、私はそこでずっと目立たない存在だった。先生は明るい人で、生徒をガンガンいじりながら進める、笑いの絶えないレッスンの中、いつも私だけスルーされることが多かった。
ところが、このたるみ取りを受けてたった数日後に行ったレッスンから、先生は急に私の面白さに気づいたとばかりに、みんなの前でいじり始めたのだ。
多分、顔のおどろおどろしさがなくなったことで、フレンドリーな印象を与えられるようになったのだと思う。たるみがすごかった時は、我ながら本当にアンタッチャブルな印象だった。触れてはいけない、いじってはいけない人物、そんな空気を出していたのだ。
たるみの有無だけでここまで印象が変わるのか、と驚かされた。

そんなふうに私には良い効果ばかりだった脱脂手術だが、世の中には失敗事例も溢れているということを、手術後に知った。
やはり手術前は自分の背中を押してくれるような良い事例ばかり見ていたから気づかなかったのだ。
脱脂をして「奥目になった」というトラブルが多いようだった。
私が受けたクリニックは院長1人が施術していて豊富な実績があったので、失敗することは想定していなかったが、大手クリニックには、以前レポート2でも書いた通りやはり色々な医師が所属しているから、残念ながら当たり外れがある。

奥目になったというのは、目の下の脂肪を取りすぎて、まぶたの上が凹んでしまった状態のことだそうだ。
目の下の脂肪とまぶたの上の脂肪は中で繋がっているので、下を取りすぎると、重力で流れてきて上の脂肪が減ってしまうという。
私のまぶたの上は今も適度な脂肪があり、奥目とはほど遠い。やはり腕の良い医師が確実に担当してくれる保証のある、個人クリニックを選んで正解だった。
大手に比べたら費用は格段に高かったけれど。
でも安物を疑い、ある程度高いものを選択できるようになったのも、この年齢のおかげかなと思っている。
若い頃にさんざん辛酸を舐めてきた、そんなたくさんの過去の自分という名の屍の上にいるからこその賜物と言えるのかもしれない。

生まれつきのゴルゴライン、これは相変わらず残っている。
脂肪注入をしていないので、自然なまま残っているのだが、これはこれで良いと思っている。
これも解消してプリンプリンの顔を目指そうとしたら、確実に不自然になると思うから。
生まれながらの顔、そして老いは、出来る限り受け入れたいと思う。ただし、以前書いた通りあの異様な雰囲気を醸し出す目の下のたるみは、どう考えても「老けた印象を与える」とか「老いた自分が悲しい」というものとは違う明らかな支障を生んでいたので、自費で治療させてもらった、という感覚だ。

1ヶ月が経ち、目の下のたるみのない自分の顔にもだんだん慣れてきた。
プチ整形という言葉が浸透し、芸能人もカジュアルに公表するようになった目の下のたるみ取りだが、やはり一般庶民の私にとってはかなり勇気のいることだった。
でもあの時選択できた自分に心から感謝している。
人生で良かった選択のひとつと、胸を張って言える。

#自分で選んでよかったこと

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