簡単で素敵な暮らしに憧れるけど、日本では難しいかなと思うお話
わたしは働くことが好きではありません。でも貧乏な生活も好きではありません。
できればシンプルライフ、つまり簡素な生活をしたいと思ってます。この簡素という言葉は簡単で素敵の略だと思っています。
でも、辞書の定義はちょっと違います。
新明解国語辞典の説明によると、簡素とは「やりくり」とも関係のある言葉で、辞書によっては質素、つまり倹約しつつ慎ましい生活のことです。
わたしたち夫婦は無駄遣いはしませんが、倹約するという意識はないので、シンプルライフの文字通りの意味とはほど遠い生活を送っていることになります。
やはり、簡単で素敵な生活を目指す方が自分に向いているようです。倹約は難しいです。自分にとことん甘いタイプですので。
さて、簡単で素敵な生活を邪魔するのは、本当は不必要なんだけど便利そうに見えるモノたちです。日本ほどではありませんが、中国にもそんなものが溢れています。
例えば「アリエクスプレス」をご覧ください。
ありとあらゆるモノが、安値で販売されています。安いのは安いのですが、性能や耐久性も低かったりするので、利用するなら自己責任でお願いします。
ポイントはこういうサイトを眺めていると、なんだかワクワクしてくることです。生活の質を上げてくれそうなアイテムが、思っているよりもはるかに安く購入できる。思わず決済ボタンを押しそうになってしまいます。
でも、届いた品物を見てがっかりする可能性もあります。もしかすると箱を開けるまでもなく、失敗したと気づくかもしれません。段ボール箱の品質ですら低く、しかもボロボロになって届いたりするからです。
とはいえ、たまにとっても良いものを見つけることもあります。そうなるとこの多幸感をまた味わいたいと思い、買いものにのめり込みます。そして次第にモノで溢れる生活になってしまいます。
こういうものに振り回されるようになると、簡素な生活を目指していたはずが、雑然とした暮らしになってしまいます。
そして、そんな暮らしの上位互換が日本だと思ってます。
日本では品質が保証された製品が、安価で取引されています。物流や買い物に伴うサービスは素晴らしく、ほぼ無料とも言える金額でここまでしてもらえるなんて最高です。
そういう環境にいて、自分が簡素な生活を送れるかどうか自信がありません。中国でシンプルに暮らせているのは、手の届く範囲の消費やサービスに満足できないので手を出さないだけだからです。
ただ3年6ヶ月、日本へ帰国していません。
それで、次回帰国したときに、自分の目で日本の状況を確認して、日本でも簡単で素敵な生活ができるかどうか、確認したいと思います。
そんな話を、昨年12月に4週間ほど日本へ帰国した友人にしたら、あっという間にお金なくなりますよと笑ってたので、もしかするとハイになってしまい、自己吟味しようという志すら忘れてしまうかもしれません。
もし、そうならそれでも良いかなって思ってますが・・・
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。