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中国の不動産は売れてないというニュースを聞くけど家賃は上がり続けてると思うお話

先日、最近中国へ引っ越してきたアメリカ人英語教師とお茶しました。話しを聞いていると、わたしが2016年から2018年ごろまで住んでいたマンションに住んでいることがわかりました。

2016年当時、そこにはスーパーもなく、地下鉄もありませんでした。しかし2018年頃には小さなショッピングモールができ、その後、地下鉄も開通し便利になった場所です。

わたしたちが部屋を借りていたころ、40㎡のお部屋で3500元でした。その部屋が、今では5300元まで値上がりしてたのにビックリ。

ちなみに約30階建てのマンションで、わたしたちは21階に住んでいました。タワマンの定義が20階建て以上の高層マンションであるなら、わたしたちは間違いなくタワマン住まいで、高層階で暮らしていた勝ち組なはずです。(二度とあのマンションに住みたくないけど・・・

それはさておき、このマンションの家賃、この3年で約150%値上がりしたとうことに驚きです。度々話題にしていますが、2015年に住んでいた部屋も約150%家賃が値上がりしていますので、地下鉄が開通したとかの要因とは関係なく、家賃は全体的に上昇傾向です。

その日は中国人英語教師も一緒でした。

彼はインターナショナルスクールの教員です。給料は悪くないと思います。その彼が、職場の近くで部屋を借りたいけど、理想的な部屋がないし、家賃が高すぎて困っていると言ってました。

その彼は、今さほど新しくないマンションに住んでいます。それでも1DKで3000元(約60000円)だそうです。台所があって、ベランダがある。そして静かな部屋が良いと彼は言っていますが、恐らくその条件では4000元(8万円)以上の物件になるだろうと思います。

わたしたちの部屋は昭和の県営住宅のような雰囲気で、見た目はボロいです。室内は清潔ですので不快感はありません。

2LDKで家賃は6300元(12万6000円)です。現地採用のわたしの給料で考えると、辛いモノがあります。妻も仕事をしてくれているのでなんとか生活しているって雰囲気です。

この頃、このキラキラとした街で暮らしていけなくなる中国人のお話をよく聞くようになりました。物価の上昇とか家賃の上昇が原因ではなくて、失業してしまうからです。そして仕事がないわけではありませんが、給与や待遇の面で理想とはほど遠いものばかりで無理をするくらいだったら故郷に帰るかと考える人も少なくないようです。

撤退するかどうかなやんでいるのではなくて、行動する人が出始めているので、今後数ヶ月で大きな変化があるかもしれないなと思ったりしています。

最近、弊社ボスとも話しましたが、変化が速すぎて対応するのが難しいと言ってました。ボスは「生き残った人が正しかったとなるんだろうね」ってつぶやいてましたが、わたしもそう思います。

賢い人が必ずしも勝つわけじゃないのが、本当難しいです。
そんなことを考えてしまいました。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

◇◇◇

トンさんは日曜日に今日が山と言われたのに生き延びてます。
涙もろいわたしですが、トンのことを考えるとみっともない泣き虫になってしまいます。

点滴をうけて、ご飯も食べました。

生きようとする姿勢を見て、また涙がポロリです・・・



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