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付箋をとうとう捨てることができた理由

記憶力に自信がないし、整理整頓にも自信がない。

ただ自信がないだけだったら良かったんだけど、いわゆる私は「ポンコツ」で、そもそも能力値が低いというか、この件に関しては無能とまで言わなくても間違いなく低能、ゲームだったらE判定って感じ

その自分を救ってくれたのが付箋だった。Post ItにSignoの極細で要件を書き付けて手帳やPCに貼り付けておき、終わったらはがして捨てる。

これが本当に嬉しくて、楽しくて、E判定がPost ItというアイテムのおかげでC-くらいまで補正されたように感じた。

でも社会に出ると、C-ではダメで、せめてC+、できればB判定になれるくらいでないといけないことに気がついた。

その日から様々なことを試してはくじけることの繰り返しだったのだけど、とうとう記憶力とタスク管理能力をBレベルまでアップさせることができたのでご紹介します。

結局20年以上使ってきた付箋は使わなくなりました。

付箋の素晴らしさ

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付箋のすごいところはたくさんありますが、まずは・・・

・・・低コストでどこででも売っている

これにつきると思います。

今ではコンビニでも購入できますから予備を持ち歩く必要すらありません。

中国で暮らしていますが、中国でも状況は同じです。その辺の文房具やスーパーマーケットで購入することが簡単にできます。

しかも安い!

・・・取扱が簡単!説明書要らず

さらに使い方を学ぶ必要すらないほど簡単です。ペンで書いて貼り付けるだけです。

絵や表も書くことができます。

なんたって紙ですから。捨てるのも簡単です。

燃えるゴミです。燃やせば履歴を確実に消すことができます。

・・・人に渡すことができる

さらに書いたメモを誰かに渡すのも簡単です。資料に貼り付けて要件を伝えたり、ちょっとしたメッセージも書くこともできます。

ちょっとしたプレゼントでもカードを添えるだけで相当に良い感じの贈り物へ進化させることができます。

カードだと大げさだなと思うときはなんの変哲もない付箋を添えることでメッセージの強さを調整できます。これも付箋ならではって感じです。

付箋の残念なところ

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ただ世の中に完全なものがないのと同様に付箋も完璧な道具ではありません。私にとって付箋がダメだったのは下記のポイントです。

・・・どこにいったかわからなくなる

そもそもわたしはモノを管理できません。それで付箋を買っておいてもどこにいったかすぐに分からなくなります。

付箋を見つけると、次はペンがありません。

ペンにはこだわりがあってSignoの極細しか使いたくありません。これがないと仕事にならないのですが、そのペンが見つかりません。

ペンを探しているうちに何を書くべきだったのかすべて忘れてしまいます。

・・・どこに貼り付けたか分からなくなる問題

さらにメモを書いた付箋がどこにいったかわからなくなるという問題もあります。

PCに貼り付けておいたのか、それとも机にはったのか?

冷蔵庫に貼ったのか?

ノートに挟んだのかさっぱり分からなくなります。

それでも書いた付箋は存在しているので、見れば仕事を思い出せます。

でも必要な時に確認できるとは限らないのが付箋の難しいところです。

・・・ポケットひとつの法則を利用してみたがダメだった

野口悠紀雄大先生のポケット一つの法則を活用して、付箋は必ず同じノートに貼るようにしてみました。

しかし使いたいときにノートがない、または付箋がない、ペンがないという問題は解決できません。

さらにこの問題を解決するためにカバンをいつも持ち歩くようにして、そこにペンと付箋とノートを必ず入れるように決めましたが、この方法もわたしの能力を補うほどではなく、カバンにノートを入れ忘れたりして不便なだけでした。

そもそもどうして付箋が必要だったのか?

付箋という道具に感動してしまい、道具を使うことに固執してしまっていてどうして付箋を使うべきだったのかを忘れていることに気がつきました。

・発生したタスクや、覚えておきたいことをすべて記録すること
・記録した内容をなくさずに管理すること
・必要なときに記録したことをいつでも見直せること
・要らなくなったメモを簡単に捨てられること
・記録した事をシェアしたり、誰かに渡せること

これができるなら付箋でなくても良かったんです。

そして iPhone3GS を見たときに、これは付箋の代わりになると確信してすぐに購入しました。

・・・スマホは付箋の代わりにはならなかった。

しかし購入してすぐに気がついたのはiPhoneは付箋の代わりにはなりませんでした。

iPhoneは、メモ帳の代わりにはなるのですが、付箋のように自在にタスクを管理できるほどではありませんでした。

付箋の良いところをまだiPhoneは持っていなかったんです。

iPhoneの使い方は難しくはありませんでしたが、それでも付箋のシンプルさにはかないません。またいつでもどこでも取り出して記録を取ることは簡単ではありませんでした。

さらに充電がなくなれば記録も閲覧もできなくなってしまいます。

しかしどうせ電話は持たないといけませんし、iPhoneを購入したのでその後もずっとiPhoneを使い続けました。

タスク管理アプリはスマート過ぎて使いこなせない

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せっかくiPhoneを持っているし、毎月通信費も払っているのだからという気持ちもあり、なんとかスマホでスマートにタスクを管理できないモノだろうかと考えていました。

ネットでアプリの紹介があれば、大抵購入して試し、そして無駄にするといいう課程は付箋を使いこなそうとしてカバンやノート、様々な付箋を購入した頃となんら変化はありません。

しかもiPhoneではタスク管理はできなかったので、結局付箋も使っていて、コスト負担とiPhoneも使いこなせないという劣等感という別の負債すら抱え込むようになってしまいました。

・・・Apple WatchとThings3との出会い

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iPhoneアプリにThings3があります。

これはUIの美しさに定評があるタスク管理アプリです。この存在を知っていましたができることが少ないように感じて購入していませんでした。

さらにiPhoneアプリだと1220円もしますし、Mac版は6100円、iPad版は2440円で、全部購入すると約1万円もします。

これは割高だと思い購入しませんでした。

しかしApple watchで簡単にタスクを入力できるという情報を得て、持っていなかったApple WatchとThings3のiPhone版とMac版を購入しました。

結局合計6万円の出費・・・

・・・結果、完全に付箋から自由になりました!

わたしは朝と夜にシャワーを浴びて身支度をするのですが、それ以外の時間はすべてApple Watchを付けています。

気がついたことがあれば画面をタップして要件を音声で入力します。するとThings3のインボックスに保存されます。

わたしは中国在住ですので中国語でメモを取る必要もあります。でも大丈夫、入力言語も画面を長く押すことで切り換えることができます。

そして記録されたものは同じ場所に保管されます。

わたしのiPhoneかMacのThings3が管理してくれますので、あとはそれを処理するだけです。

スタッフへの転送も簡単、iPhoneからでもMACからでも簡単にできます。

処理したものはログブックに保管されます。これも優れもので「いつ」「なに」を処理したのか記録してくれています。

処理済みにしたことを確認したいときに大変便利です。

これでとうとう付箋でタスクを管理することから完全に自由になれました。

・・・でも Post it も持っています。

ただちょっとしたメッセージを付箋に書いて、誰かに渡すっていうのは好きですし、電子的なメッセージではちょっとって思うこともあるので、付箋も使っています。

でもタスク管理では使っていませんので、以前のような付箋がなくてイライラっていうのは感じません。

くまてつさんって納期バッチリですよね!とか、約束したこと忘れないですよねってよく言われますが、それはわたしが覚えているのではなくてThings3が覚えているだけです。

でもみんなが喜んでくれるのであれば良かったです。ポンコツでもいきているける良い時代になりました。

お金は掛かるけど・・・まぁ秘書を雇うよりは安いか・・雇えないけど。

最後まで読んでくださりありがとうございました〜



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