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货拉拉という中国のトラック配車サービスを使って便利さとコスパに痺れた件

今までずっと引越の準備をしていたのですが、今日から実行に移しました。まずは、わたしの仕事道具をすべて新居へ移動させることに。

モニターや音響設備、パソコンなどかなりの量があります。また、空気清浄機や本棚なども移動させることにしました。そして、リビングで使っていたIKEAの椅子を新居へ運んでしまおうと掃除して養生することに。

この作業が終わったのが午前11時頃。

そこから車を手配します。そんなにすぐに手配できるのって?

中国なら可能です。货拉拉というサービスをつかい、発送地と配達地点を登録し、車のサイズを選び、今すぐ必要ボタンを押します。

すると、すぐに車が見つかり3分後に到着するといいます。そしてドライバーから電話があり、マンションのどこに車を着けられるかを確認します。そして、本当に数分後にドライバーが到着しました。

今回は、荷物の配送だけを頼みましたので、車の前まで荷物を持っていく必要があります。荷物を車に積んだり降ろしたりはドライバーがしてくれます。

そして、わたしはドライバーの助手席に乗り新居へと出発。新居には地下駐車場があるので、そこに車を入れてもらい荷物専用のエレベーター前に積んだ家財を下ろします。そして終了。

約12キロの移動、積み始めから積み下ろし完了まで1時間足らずでした。車のサイズは一番小さい箱バンを頼んだのでライトエースみたいな車が来るのかと思ったらハイエースサイズの車が来ました。

かなり余裕のあるサイズだったので、もう少し荷物を準備しておけば良かったと思うほどでした。そしてお値段ですが・・・なんと54元(約1080円)です。タクシーで移動する価格とほぼ同じなことを考えるとバーゲンプライスです。

こういうサービスは日本では受けられないなと思って、楽で良いわーって感じました。でも、どうしてこんな値段でビジネスを提供できるのか考えてみると、中国味ある状況が関係しているかと思いました。

まず、車は綺麗ではないです。そしてドライバーも決して丁寧ではないです。ドライバーさんは良くて親戚のおじさん、悪かったらチンピラ、もしくは子どものまま大人になったようなだめな人が来ることがほとんどです。

他人のモノを大事にしようとか、積み方を工夫しようとかそういうプロ意識は期待しない方が良さそうです。とにかく「運べる」ことが大事です。

また、車のサイズですが、こんかい大きめの箱バンが来ましたが、手伝いに来てくれた友人が言うに、これは中型サイズの箱バンだそうです。つまり、中型サイズの車の所有者が仕事がないので小さいサイズの車の仕事をとったってことです。

ですから、この価格、この車でもう一度同様のサービスを受けられるかは不明です。この再現性のなさや適当さも価格に反映されているのかなと思います。

そして、ドライバーという仕事が低収入の仕事と言うことも関係しているはずです。家賃が数年で20%ほどは上がるといわれるこの場所ですが、給料は上がったという話しはあんまり聞きません。

特に、ドライバー系のお仕事のお手当は横ばいと聞きます。結局は個人を搾取することでこの価格でのサービスが提供されているのだろうと思います。

では、次回も同じサービスを使うかって聞かれたら・・・間違いなく使います。1000円すこしの出費で、あれだけの荷物を、わたしの都合に合わせて運んでくれるなんて夢のような世界です。

誰かの犠牲になり立つコスパなのはわかっています。またサービスに至らない点があることも当たり外れがあることも知っていますが、その上でこの価格なら大満足です。

むしろ、高品質のサービスを求められるのに、低価格であることも求められる状況の方が辛いです。もちろん、消費するだけの立場なら嬉しいだけですけどね。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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