見出し画像

セミからバッタへ。昆虫も秋へシフト。8月の筑波実験植物園

いやあ...夏の自然界は入れ替わりが激しくて
1ヶ月に1回じゃ変化についていけません

画像1

秋に咲くすっきりした花たち

夏の花ってギラついているんです
ヒマワリとか、ユリとか。
そんな花たちはいなくなっていて
ツリガネニンジンやマツムシソウといった
色も形も、かなりすっきりした花が咲いていました

お盆を過ぎてから、蒸し暑い日はあるけれど
日中でも過ごしやすい日が増えてきましたからね
この日も秋の空気を感じながらのさんぽでした

頭すかすかのヒヨドリの幼鳥

頭上で聞き慣れたヒヨドリの声
そこにかぶるようにカワセミの声もしたので
そりゃあ...

カワセミが優先ですよね!

あのメタリックブルーの姿を見たくて探します
池に飛び出している枝など
狩りのしやすそうな場所にいるはずなので
目を凝らすけど、うーん。みつからない。

そこでちょっと違和感
頭上のヒヨドリの声があどけない
ヒヨドリと言ったら
ビェエエー!ギェエエ〜!とデスメタルばりの叫びっぷり
この声はドスが効いてない
ここでやっと見上げてみたら
そこにいたのはヒヨドリの幼鳥でした

羽が生え揃ってなくて
トレードマークのボサボサヘアーもすかすかです

申し訳ないけど笑っちゃう

結局、カワセミは見つからなかったけど
カイツブリがいましたね
こちらも幼鳥でした

植物園なのに虫を探す

筑波実験植物園は国立科学博物館の施設
かなり立派な場所なので
本来は植物を楽しむ(勉強する)のに向いているはずなのに
普段から雑食なのでついつい虫や鳥に目がいってしまいます

多くの生きもの好きは徐々に専門性を深めていって
鳥屋、虫屋など推しの生きものが細分化されていくのですが
ボクは花、虫、鳥どれも広く浅くの雑食タイプなのです

まだまだセミの声も元気よく聞こえてましたが
メインで泣いていたのはツクツクボウシ
夏の後半から泣き始めるセミにシフトしていました

そして足元には力尽きたアブラゼミが...
土の中の生活を入れると3〜4年の生涯お疲れ様でした
今年も十分にうるさかったよ
きっと彼女できただろうね

歩いているとボクの存在に気づいて
あちこちからバッタがビョンビョン飛び出してきます
ショウリョウバッタ、クルマバッタモドキ、オンブバッタなどなど
そうか、こうやって秋の虫にシフトしているんだね

マツムシソウに寄ってきた虫を捕まえてるカマキリもいました

まとめ→昆虫シフトは秋バージョンに入りました

セミが路上に落ちていて
死んだかと思って近づくと動き出す!
そんなビクビクする日々になってきました

夏の主役だったセミから、秋が主役のバッタやカマキリに
昆虫たちのシフトも移ったようです

上を見上げればサルナシにネムノキに、実をつけた植物もいろいろ
さあ、秋の始まりですよ〜

7月の様子はこちら


継続的な発信のため、あなたのご支援をお待ちしております。発信のための活動費に使わせていただきます。