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トゥルンを発見!やっぱり自然が好き

自然についていろいろ知りたいけど、何からはじめたらいいかわからない…。

そんなあなたにおすすめなのはネイチャースナップです。
流行の?ストリートスナップのように、街中で見かけた自然をパシャッと撮るだけです。特別な機材も知識も必要としません。必要なのはあなたの「まなざし」だけ。

ネイチャースナップは、素振りみたいなものです。初心者の人だけがやる活動ではなく、ボクも毎日やっています。というかもっとその時間を取りたいくらいです。


春は花がつぎつぎと目覚めます

ネイチャースナップはスマホを使っているので(一眼バージョンもありますが、それは追ってご紹介します)動き回る鳥や虫よりも、花を撮るのに最適です。花は歩き回らないから写真も撮りやすいですしね!

そして花を撮るならこれからの季節がベストシーズン!なんてったって桜が咲きますからね〜。楽しい季節到来!「今年こそは自然のこと詳しくなりたいんだ〜」と思っている人は、ちょっと試しに一緒にネイチャースナップしてみませんか?

春の始まりを感じるさんぽ道

ツバキの木の下に潜り込む。逆光で見つけた特別な瞬間

ボクのさんぽ道はだいたい決まっています。近所の公園か、家から駅までの道。登山はしません。1日がかりになってしまうから。1〜2時間のヒマを見つけてささっと行って帰ってくる。そんな感じです。

オオイヌノフグリの茎をたどるとタネを発見

オオイヌノフグリは1本の茎から次々と花を咲かせます。だからどんどん伸びて行くので、今年は最長何センチのオオイヌノフグリに出会えるかを楽しみにしています。
先端にどんどん花がつくということは、根元の方に行けば行くほど過去の花に出会えるわけです。過去の花ということは、すでにタネができているかも?そう思って探してみたら、中程には左のグリーンのタネ。そして根元にはすでに口が開いて中からタネが飛び出していました(写真右上)。

都心に咲く命。羽ばたき始めたオオミズアオ

たまに東京へ遊びに行くのですが、その際に見つけた命です。夏の虫のイメージでしたが、調べてみたら春先から羽化するようで、このオオミズアオは羽化したてのようでした。風にあおられてここに来たのかな?

繊細な衣に守られるヨモギ

アスファルト道のすぐ脇に生えていたヨモギ。近づいて見ると意外に繊細な産毛で覆われていることがわかります。この写真はマクロレンズで撮ったもの。100均でクリップ式のレンズが売っているんです。それをスマホに付けて撮るとこんな感じに虫の目になって世界を見ることができます。

星々のように咲くナズナ
虫の目で見た世界には驚きが待っていた

こちらはトウダイグサ。この記事トップで見ていた植物です。その造形の複雑さに、とても絵が描ける気がしなくてしっかり観察してきませんでしたが、まさかこんなトゥルンとした姿が隠れているなんて!
ちなみにこのトゥルン(写真左)は腺体という部分で、蜜を出す部分なのだそうです。

タンポポの交雑。識別の謎

タンポポは同じように見えても、実はいくつか種類があります。でも、このネイチャースナップでは、特に名前を覚えるようなことはしません。詳しい識別方法もあとまわしです。

足もとの勇気。小道で輝くスミレの花

なぜ識別をあとまわしにするかというと、例えばこのスミレ。スミレだけでも一冊の図鑑があるほど種類が多いのです!ある意味「沼」ですので、ほどほどにしておいた方が、楽しめると思うので、あとまわしにしています。余裕ができてきたら、少しずつ覚えていきましょう!

忘れられた収穫。売れ残りのアオキの実に刻まれた跡

写真右のようにアオキの実に傷がついていることがあります。これは鳥のくちばしの跡!だれかがついばんで、途中でやめたようです。まだ熟してなかったのかな?

微細なハコベの花へ。さりげない視線
慣れ親しんだラッパスイセンの輪郭

花の少なかった冬を思うと、春は花に恵まれていて本当に楽しいです。いろんな色であふれていますからね。撮りごたえがあります。ネイチャースナップをする際に気を付けている点をちょっと紹介しましょう。

撮影の視点をめぐる旅

ネイチャースナップはコンテストに出すわけでもありませんし、映えを狙った写真でもありません。人に見せて採点してもらうためではなく、自分の視点。自分が見た今を残しておく記録です。
でも、むやみやたらと撮っても、後から見返して「なんじゃこりゃ?」って写真ばかりになってしまします。これでは記録として機能していませんから「意図を持って、撮る」が大切です。

①意図を持って、引いて撮る

花のまわりのストーリーも残したい

花の美しさに惹かれて撮るわけなので、ついつい花に近づきがち。いや、それでいいんですけど、このように周囲の環境も入った写真を一枚でも撮っておくと、あとあと助かるんです。
だって、これこそ、この場でしか撮れない写真なんです。花にクローズアップした写真はぶっちゃけどこで撮っても同じようなものになります。でも、周囲の環境も入れた写真は、そこでしか撮れないもの。
もしかすると、来年ぱったり咲かなくなるかもしれない。そうしたらこの写真がとっても貴重な一枚になるわけです。

②寄って撮る

これは普通の撮り方です。カメラで近づけるところまで近づいてシャッターを押す。多少こだわるとしたら、いろんな角度から撮るといいかもしれません。上から、横から、真下から。写真は2Dで写すので、いろんな角度から撮ることで立体がわかってきます。

③もっと寄る(100均マクロの登場!)

スマホの左上にクリップのようなものが付いています。これがマクロレンズです。スマホのカメラにかぶせるように取り付けることで、花をより大きく写せます。これは肉眼ではとても見えない世界なので、知らなかった発見だらけで面白いと思いますよ!

毎日が発見の連続になる

さあ、いつものスマホを手に、自然が織りなす美しい瞬間を探しに出かけましょう。あなたもネイチャースナップで、自然の新たな発見を楽しんでくださいね。
日常生活に新しい色と感動が加わるはずです!

次回の更新予定

noteの投稿は以下のような予定で更新しています。ネイチャースナップは毎週日曜日。3月31日公開の予定です!

平日:自然ガイドのネタ帳(いろいろな自然ネタ+イラスト)
土曜:大河ドラマで自然観察(光る君への演出音に注目しています)
日曜:ネイチャースナップ

自然の魅力を伝え、多くの人々にその美しさや大切さを感じてもらうこと。それがボクの使命です。ご支援いただくことにより、多くの人々に自然の素晴らしさを届けることができます。この活動に共感していただけましたら、サポートをいただけると嬉しいです。
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