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虫ネタまとめ

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一番近くで遊び相手になってくれる虫たちを紹介します!
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#自然観察

ちょっと横から失礼|クマバチ

ちょっと横から失礼|クマバチ

スイカズラの甘い香りが漂っていたので、ついつい香りにつられて近づいてみたら、クマバチもやってきていました。

クマバチはよくこの花に馬乗りになるような姿勢で乗っかっています。花の蜜を横からかじりついて食べているのです。

これは花としては困った行為。ダメだぞー!

ゆりかご育ちのオトシブミ

ゆりかご育ちのオトシブミ

枝にこんな巻物のようなものがぶら下がっていることがあります。

これはオトシブミという虫のしわざ。

手前に描いた黒いのがその虫です。1センチもない小さな虫。この体で葉っぱの中に卵を産み、くるくると巻物を作るのです。

先日、ちょうど巻き作業中だったので、見学させてもらいました。
ぐいぐいと体全体を使って織り込んでいく姿は圧巻!

この巻物はゆりかごのようなもので、この中で幼虫はゆりかごに守られな

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アブラムシ探してテッペンを目指す

アブラムシ探してテッペンを目指す

テントウムシは高いところに向かって登る習性があります。理由は諸説あるのですが、ボクが好きなのは

「テッペン目指してアブラムシがいなければ、この草は用済み。次へ行こう!」という考え。

登ったり下ったりあちこち歩いてしまっては、同じ道を行き来することになるから無駄ですもんね。しかも、テッペンまで行けば次の草へ渡る時の飛距離もかせげる!

合理的〜!

カノジョの出待ち中|クマバチ

カノジョの出待ち中|クマバチ

黒くてずんぐりしたクマバチ。
ちょうどこの時期、ずっと同じ場所でホバリングしている姿を見かけます。これはメスがやってくるのを待っているのだそうです。

体が大きいし、羽音も迫力あるので、襲われるんじゃないかと心配になると思いますが、追い払ったりせず、そっと恋の行方を見守ってあげてくださいね!

期間限定のモフモフ|ビロードツリアブ

期間限定のモフモフ|ビロードツリアブ

モフモフ好きなみなさん
こちらの虫もふわふわで可愛らしい姿です

アブという名がついていますが刺しません
花の蜜専門

春の初めだけに現れるモフモフなので
ご覧になるならお早めに〜

花の咲いているところでじっと待ってれば
きっとやってきます

ブンブンブンだんごの色が違う

ブンブンブンだんごの色が違う

ミツバチは気に入った花にだけ訪れる習性があるそうです。
なので、足についている「花粉だんご」には、その花の花粉の色が凝縮されています

ボクが観察したところ、これだけ違いました!

ナノハナとタンポポはどちらも黄色い花びらですが、花粉の色は違いました。タンポポの方が濃く、どちらかというとオレンジに近いようです。
意外だったのはホトケノザ。かなり濃い赤の花粉をお持ちのようです。

これからたくさん花

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顔をゴシゴシ|ミツバチ

顔をゴシゴシ|ミツバチ

ミツバチにとって蜜も大切だけど
花粉も大切な食べものです

体についた花粉を上手にゴシゴシして
前足から、中足、後ろ足へと移動させて
後ろ足にある1本長い毛にくっつけて団子にします

花から花へ忙しそうなハチをじっと見ていると
こんな感じでゴシゴシしてる愛らしい姿が見られます

臭さで交流しようぜ|カメムシ

臭さで交流しようぜ|カメムシ

昨日、車の中にカメムシがいて
密室にあの香りが漂いました...

カメムシは、においでコミュニケーションをとっているそうです

①危険だ!のにおい
相手を追い払ったり、危険を仲間に知らせたり

②集まれ!のにおい
身を寄せ合って冬を乗り切ろう!

車のカメムシくんは①のにおいだったようで
ボクのバックの底についていたため
ドン!と置いた衝撃で噴射したようでした...

アゲハチョウの重さは「塩少々」と同じ重さ

アゲハチョウの重さは「塩少々」と同じ重さ

アゲハチョウの重さを気にしたことないと思いますが
ボクの大好きな絵本「昆虫の体重測定」古谷昭憲 福音館書店
によると0.3gって書いてあります

身近なモノで0.3gは何かなあ?と探していたところ
塩少々が0.3グラムと判明
親指と人差し指で塩をつまむと0.3グラム

これがアゲハチョウの重さです

塩少々の重さの生き物が飛んで、蜜を吸って、子孫残してって
やってるのかと思ったら改めて感動しちゃい

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スイカズラの盗蜜常習犯はクマバチ

スイカズラの盗蜜常習犯はクマバチ

甘い香りがするので元をたどるとスイカズラでした

この花でクマバチをよく見ます
クマバチは花の正面から入らずに横をもぞもぞとして
正規ルートでない方法で蜜をもらっているようです
これを「盗蜜」と言います

クマバチが去った後の花を見たら穴が空いていました
やはりクマバチが犯人だったな!

アワフキムシの魅力

アワフキムシの魅力

林や公園などでこんな泡見ませんか?

気にも留めなかいかもしれませんが、今日はこの泡を観察します。

これは植物が作り出す泡ではなく、アワフキムシのしわざ。

泡の中にはこんな虫が隠れているのです。

ためしに別の場所に移動させてみましょう。
するとお尻を伸ばして縮めて泡を作り出します。

ものの15分でこの通り。

この虫は、この泡に隠れて自分の身を守っています。

植物の液を吸って、おしっこを

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