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撮りたいものは全て撮れ。それがパンクだ。

あけましておめでとうございます。私事ですが、昨年12月より人生1の仕事を手掛けてます。何とか年内の第一関門を無事突破。ほっとしたのも束の間、すぐ続きが始まります。1人でガムシャラに頑張るだけでは足りない。仲間、チーム、周りの協力が何とも心強い。必要な勉強もしてきたはずだ。しかしそれでも不安になる時がある。そんな時僕はいつもこの言葉を思い出す。

撮りたいものは全て撮れ。それがパンクだ。

僕の大好きな写真家、ハービー山口さんがロンドン時代、地下鉄でクラッシュのボーカル、ジョーストラマーに出逢います。プライベートなので撮影は遠慮しようとしましたが、こんなチャンスはないと、思い切って声をかけます。ジョーは快諾してくれ何枚かシャッターを切ります。そしてジョーが電車を降りる際、ハービーさんにこの言葉をかけました。(エッセイのリンクを貼っておくので是非ご一読を)

あの頃のロンドンに何人の東洋人がいたのだろう。今よりもっと肩身が狭かった時代、勇気を持って話しかけたハービーさん。そして快諾したジョー。2人のやりとりに涙が出る。いつだって読み返すエピソード。


大人になってくると何かを聞くという事に躊躇してしまう時がある。知ってるふりをしてしまう。しかしそれでは仕事がおさまらない。誰か知ってる人はいないか?なりふり構わない。いくらでも頭を下げて教えてもらう。そして自分ができる事は快諾する。

撮りたいものは全て撮れ

僕はこの言葉をこう解釈しています。
やれる事は全部やれ。聞きたいことは恥ずかしくても聞け。やりたいなら勇気を持って進め。いくらでも教えてやるぜ。それがパンクだろ。

パンクに出会いジョーを知りハービーさんに会うことができた。僕の背骨のエピソード。俺はパンクだぜって一生パンクに生きていきたい。


先日その時のオリジナルプリントをやっと手に入れることができました。優しい顔のジョー。僕の1番好きな写真。何とハービーさん自ら手渡ししてもらえる機会に恵まれました。
何度か写真展で遠目には拝見していましたが、お話させてもらうのは初めて。

「写真を撮ってもよろしいですか?」と僕が聞くと

「もちろん!」とハービーさん。

ジョーとハービーさんが重なる。かっこいいってこうゆう事何だろうなぁ。

僕のマーチンとハービーさんのマーチン。一生の思い出になりました。
またどこかでお会いできればと思います。ありがとうございました。



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