![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142664384/rectangle_large_type_2_2e1c86ec5df51f5a0b3dc0ef4e580a5e.jpeg?width=800)
【中学受験:算数】論理パズル「道をつくる」の解き方 (ここはこれしか無いよね理論)
以下のようなパズル問題を見たことありますか。
![](https://assets.st-note.com/img/1716744340752-cujOvCASvo.png)
このようなパズルは一般的に以下のようなルールになっています。
1.スタートからゴールまでの道順を記入
2.■のマスは通れない
3.□のマスはすべて通る
4.同じマスを2回以上通れない
5.進める方向は縦と横だけ。斜めには進めない。
この問題を、スタートから書き始めるのは非効率的です。
この手の、論理パズルの基本は「ここはこれしか無い」という場所から始めましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1716744664505-JZ4tbTDflW.png)
例えば、隅の黄色マスに注目すると、このマスからは、上と右の2方向にしか行けません。
![](https://assets.st-note.com/img/1716744810482-VZwitLPEEa.png)
だから、このマスのルートは「これしかない」のです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716744901042-QA9NnLQGFi.png)
次に、外枠と■の隣のマス。ここも、上と左の2方向しか行けません。
このマスのルートも「これしかない」
このように、2方向にしか行けないマスはルートが決まっているので、この図の中で「2方向にしか行けないマス」をすべて埋めましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1716745317588-d20zPQIoeA.png)
どうですか、かなりの部分が確定したでしょう。
次に、2方向にしか行けないマスのルート確定によって、2方向にしか行けなくなったところを確定させましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1716745455600-3mMoBSvndd.png)
例えば、この緑のマス。一つ上のマスのルートが固まったために、緑のマスから上へは行けないため、左と下の2方向にしか行けません。このルートしかないので、それで確定です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716745605236-jIw7CHIQDN.png)
同じように、その下のマスも確定です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716745679710-hgKJkAFimW.png)
すると、そのルート確定によって左側も確定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1716745732257-8ra7ERtQJZ.png)
すると、その左側も確定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1716745801960-PqdSDPWjF6.png)
また、残った左上の緑マスも、上へはいけないので右で確定です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716745903478-1avoDo2Umx.png)
いかがでしょうか。このように、論理パズルは、「ここはこれしか無い」という場所を見つけて、そこを部分的に確定させていくことを連続させるのが、解く上での近道です。
スタートから初めて、ゴールに向かっては遠回りです。
「天才脳ドリル 仮説思考」という問題集が、この手の問題の練習にとても良いです。入門・初級・中級・上級とありますが、上級は大人でも慣れていなければ、苦戦すると思います。この手の論理パズルは「ここはこれしか無い」理論で解けるものが多いので、ぜひチャレンジしてみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?