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【中学受験:算数】論理パズル「道をつくる」の解き方 (ここはこれしか無いよね理論)

以下のようなパズル問題を見たことありますか。

このようなパズルは一般的に以下のようなルールになっています。
1.スタートからゴールまでの道順を記入
2.■のマスは通れない
3.□のマスはすべて通る
4.同じマスを2回以上通れない
5.進める方向は縦と横だけ。斜めには進めない。

この問題を、スタートから書き始めるのは非効率的です。

この手の、論理パズルの基本は「ここはこれしか無い」という場所から始めましょう。

例えば、隅の黄色マスに注目すると、このマスからは、上と右の2方向にしか行けません。

だから、このマスのルートは「これしかない」のです。

次に、外枠と■の隣のマス。ここも、上と左の2方向しか行けません。
このマスのルートも「これしかない」

このように、2方向にしか行けないマスはルートが決まっているので、この図の中で「2方向にしか行けないマス」をすべて埋めましょう。

どうですか、かなりの部分が確定したでしょう。
次に、2方向にしか行けないマスのルート確定によって、2方向にしか行けなくなったところを確定させましょう。

例えば、この緑のマス。一つ上のマスのルートが固まったために、緑のマスから上へは行けないため、左と下の2方向にしか行けません。このルートしかないので、それで確定です。

同じように、その下のマスも確定です。

すると、そのルート確定によって左側も確定します。

すると、その左側も確定します。

また、残った左上の緑マスも、上へはいけないので右で確定です。

いかがでしょうか。このように、論理パズルは、「ここはこれしか無い」という場所を見つけて、そこを部分的に確定させていくことを連続させるのが、解く上での近道です。
スタートから初めて、ゴールに向かっては遠回りです。

「天才脳ドリル 仮説思考」という問題集が、この手の問題の練習にとても良いです。入門・初級・中級・上級とありますが、上級は大人でも慣れていなければ、苦戦すると思います。この手の論理パズルは「ここはこれしか無い」理論で解けるものが多いので、ぜひチャレンジしてみてください。

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