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平成28年度第1回社会教育委員会議 (愛川町日記 2016年6月14日より転載)

 
2016年6月6日 13:30~ 愛川町文化会館 3階 特別会議室 生涯学習課


約4か月ぶりです




傍聴。

久しぶりです。

約三か月ぶりの「審議会」のようです。

といっても、三か月前は私自身が所属する審議会でしたので、「傍聴」となると2月以来

6月27日も審議会が開催されるにですが、タッチの差で取材をいれてしまい・・・。

できれば月一回くらいのペースで傍聴したいです。


そんな久しぶりの傍聴は、初の文化会館での傍聴。

あの迷路のように入り組んだ3階の一番奥が今回の審議会の会場です。

ま、たぶん傍聴者が来るだなんて想定外なんでしょうね。

長机が廊下にぽつんと置かれて、傍聴申込み用紙が忘れ物の様に長机の上に。

本当ならば傍聴受付の人がいて傍聴に関する説明をしてくれるのですが、みなさま会場設営に忙しそうで。

はじめる5分ほど前に「あれ?あの人ひょっとして傍聴?」みたいな空気が流れ、慌てて傍聴席の机が会場に運ばれました。

その間、私は廊下でぼーっと。なんだか慣れましたねこの流れ。

審議会を傍聴する人なんて本当にいないんですね。もったいない。

聞いていれば愛川町の勉強になる「スピードラーニング」みたいなもんなのに、審議会って。



社会教育委員会議



今回が今年度初なので第1回のようです。

そもそも「社会教育委員」って?

「社会教育法の規定に基づき、社会教育に関する事項について教育委員会の諮問に応じて調査・研究をします。」
というのが審議会設置理由。

文部科学省によれば
「社会教育委員は、「社会教育法」に規定され、社会教育に関する計画の立案や調査研究を行うなどによって、社会教育に関して教育委員会に助言をする役割を果たしています。社会教育委員は、学校教育関係者や社会教育関係者、学識経験者、家庭教育の向上に資する活動を行う方々に委嘱され、地域において社会教育に優れた知見を有する人々の知識を社会教育行政に反映させていくことが期待されています。」(以上、引用)
とあります。

もう少し具体的にいえば

社会教育委員の一般的職務は社会教育に関して教育委員会に助言するために
①社会教育に関する諸計画を立案すること
②諮問に応じて意見を述べること
③これらのために必要な研究調査を行うこと
と定められています。さらには、教育委員会の委嘱を条件に、青少年に関する特定の事項について社会教育団体、社会教育指導者に実践的な助言と指導を与える。

ということです。

ですので、この審議会の構成メンバーを見れば、PTAや婦人会、体育協会、青少年育成会の方々などで「専門的な知識を有する者」構成されています。
(愛川町の場合は公募委員はなし)

要は教育委員会や生涯学習に関してのチャックや助言機関のようですね。

そんなこともあり佐藤教育委員長のあいさつからスタート。

いよいよ「傍聴」開始です。



この人数は・・・?



まず最初に驚いたのは

審議会の人数です。

10人以上はいます。

会場もそれほど広くなくぎゅうぎゅうづめです。

傍聴席には私が一名。

とにかく始まりました。

式次第を見ると

1.平成28年度生涯学習課事業計画について
2.平成28年度スポーツ・文化振興課事業計画について
3.社会教育関係団体の平成28年度事業について

この3つ一括して進められます。

生涯学習課ということで各公民館からの事業説明です。

半原公民館、中津公民館、文化会館からの事業説明です。

各公民館からどんな事業を行い、どんな事業を行う予定かの説明。

これはちょっと驚いた。

なるほど「生涯学習課」なんで「公民館」か。

そして、3つ合わせて結構な数のイベント、講習会、講演会が行われているんですね。

ノルディックウォーキング講座なんてのもあるんですね。

3つの公民館の後は図書館から、同じように事業説明。

そのあとはスポーツ・文化振興課の事業説明。

こうやって並べて聞くと愛川町ではほぼ毎週のようになんらかのイベントがあるようですが

「どうやってPRしていますか?」

と審議会委員からも質問が出ました。

「おもに広報、お茶の間通信。あと来館した人に直接」

もったいない。大変いい事業ばかりなのにPR手段が少ないですね。

もっと人の目に触れれば、もっと多くの人が利用するのに。


事業説明が終わったらPTAや体育協会、婦人会などの「社会教育関係団体」からの事業説明。

説明ばかりでしたが、様々なイベントがあり、進行しているのを知ったのは収穫。

私自身も参加したものありました

ここで一回休憩。




休憩、終わり。

おお。

公民館からの事業説明担当が「御役目御免」で帰ったので、審議会の人数が一気に減りました。







ここからが本題



つまりここからが本来の審議会の姿です。

この審議会は公募委員はなく、先ほどからでているPTAや学校経験者などの社会教育団体によって成り立っています。

次の議題

4.社会教育委員の活動について

ここでまず話し合われたのが、「社会教育委員も事業を見て、改善点などを書きとめ提出する」という提案がありました。

今までの愛川町でなかったことです。他の町では行われていることだそうです。

確かに、報告をされるのを聞いているだけでは、いい案はでないでしょう。
実際に目で見ないと。

審議会でも話が出たんですが、6月12日は山十邸でコスプレイベントがありました。
これもスポーツ・文化振興課の事業です。

コスプレイベントが成功裏に終わったとしても、今後の改善点や修正点はあるはずです。
言葉のニュアンスだけで、そこを判断することは難しいでしょう。

たくさんの人が集まったから成功。ではなく、持続性や影響力、話題性なども考慮しなくてはいけません。
(私もコスプレイベントを見ましたが、その点はクリアをしたと思います。ただ「町民の受け入れ態勢」には疑問ですが)

ただ事業をやっていればいい。

そういう事業はやめた方がいい。

資金、時間、労力。

I愛川町に「ふんだんに」ないもの。

それはいくつかの事業に集中して投入した方がいい。


そして、同じくこの審議会で出たこと。

例えば。

自治会、子供会、育成会があります。

正月になったら三つの会が「別々で」もちつきをする。
夏になれば三つの会が「別々で」おまつりをする。

そういことがあります。

やる方はいいかもしれないが、参加する方は迷うところだ。
三つに参加することに意味があるのか?
ならば、三つとも参加しなくてはいいのではないか?


つまりは、「事業の一本化」。

会を一つにまとめよ、ではなく、あくまでも事業の一本化です。

単体で行うことでの大変さを、いくつかの会と共同運営にすれば負担も減る。


事業、とは
一度始めてしまえば、なかなかやめることもできず、維持することに息切れをしてしまうときもあります。

ならば

事業の「スクラップ&ビルド」(廃止と再構築)というのは「愛川町で事業を続ける」意味で必要な事です。

そのためにもこの「社会教育委員会」には厳しく、人間味のある、長い目で愛川町の事業を守ってもらいたいです。



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