<愛川町方式>機能別消防団 (愛川町日記 2018年4月17日より転載)
愛川町の消防団が少し変わります。
「機能別消防団」
4月8日に発足しました。
「機能別消防団」とは初めて聞きましたが、総務省消防庁によると意外と馴染があるものなんですね
「より多くの方に参加いただくために、消防団には、機能別消防団員・分団という制度があります。
それぞれの能力やメリットを活かしながら、特定の消防団活動や時間の許す範囲での活動ができます。」
(「総務省消防庁」ホームページより)
その中で
・火災予防・広報団員
・OB団員
です。ラッパ隊や音楽隊も「機能別消防団」です。
そして
「機能別消防分団」
も存在します。
・バイク隊
・女性消防分団
・水上バイク隊
・大規模災害のみ活動する分団
が例に挙がっています。
愛川町の機能別消防団は、
「団員は⼯業団地内で平⽇昼間を中⼼とした就業時間中に起きた建物⽕災や
⼤規模災害の初動活動に対応。通常の消防団が活動しやすいように資機材の運搬や町⺠の避難誘導、交通整理などに当たる。」
とあります。
この文言だと愛川町の機能別消防団は、どうも消防庁の型にはまりにくく
どちらかというと「機能別消防分団」に近いですね。
ただ、ここで大事なのは「⼯業団地内で平⽇昼間を中⼼とした就業時間中に起きた建物⽕災や
⼤規模災害の初動活動に対応」、つまり、私たちの知っている「担当地域で火災があれば24時間対応する消防団」ではないということです。
例えば。夕方5時頃に工業団地とぎりぎりの場所で起きた場合は「機能別消防団」はどう動くのか?
「愛川町方式機能別消防団」は「企業内自衛消防団」と色を同じとしているような気がします。
愛川町の消防団は今年一月現在231⼈の定員に対し198⼈。
今回県内で初となる「愛川町方式機能別消防団」では、「消防団不足」の根本的な解消にはなんら付与しない。
そこから目を外してはいけないのです。
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