魅力 (愛川町日記 2014年11月19日より転載)
愛川町は、自然がいっぱい。
確かにそうだ。
家を一歩出て周りを見渡せば、言われなくてもわかる。
私は宮崎県日南市生まれで、実家は日向灘から歩いて三分の所にある。
「潮騒が聞こえない」という以外は愛川町も実家日南市も変わらない。
しいてもう一つあげるなら「大きな都市に隣接している」だろうか?
愛川町は神奈川の中央部に位置することから関東の大都市から比較的近い。
私の実家は南九州の東端に位置し、「大都市」と言われるような場所へは高速で3時間は行かないと見当たらない。
そう考えると、「目標人口45000」の愛川町だが愛川町に訪れる可能性がある人々は、何百万人になる。
大都市圏に隣接。
それは大きなプラスである。(大都市圏への交通インフラは別問題として)
潜在的にある愛川町の観光顧客。
では、それを潜在的でなくす為には?
当然、マーケテング室は重要なカギとなる。
これらを見てわかるように、愛川町は自然、公園が多いのだ。
これを利用しない点はない。
昨今のウォーキングやサイクリングブームは
人々は「近く・お金がかからない場所」へ誘導した。
愛川町に人を呼ぶ為に、なにか大きな施設をつくるのは難しいし、イベントでは単発の人の波でしかない。
リタイヤ者やセカンド・ライフの人々にも魅力的な土地であろう。
若者の農業ブ―ムもある。
愛川町には愛川町にあった「観光資源」を利用しなくてはならない。
各観光地をつなぐ交通網や観光客を受け入れる施設や設備を整備すれば「自然観光資源」の活用は
案外可能なのだ。
しかし、相手は「自然」である。
そこは「保全」が二次軸をして行われなくてはならない。
中津川のバーベキュー利用者の問題のような事柄だけは産んではいけない。
「人が立ち入り可能な自然」と「保全のための自然」の明確な仕切りが大切である。
開発された都市部からの安らぎを求めて。
愛川町の魅力はそこではないだろうか?
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