小型4Kカメラを入手、現地で動画発信に挑戦【住んでみた北欧#6】
今回の滞在の目的を確認
出発まであと4日。いよいよカウントダウンに入った。今日は日帰りで東京に行き長男ファミリーと、明日は隣県に住む姉と会う。次男とは先週会った。2ヶ月半とはいえ、海外は国内より「何かある」リスクは高い。お互いに「あのとき会っておけば」にならないようにしたいので、どんなに忙しくても出発前に親族と会っておくことは大事なことだと思っている。
さて、北欧に行く目的をおさらいすると、「サーキュラーエコノミー」である。フィンランドを中心に、北欧の循環型経済への移行の現状を調査し、大学院の研究に活かすこともそうだが、最大の目的はこれからの自分の「仕事の種」を見つけていくことだ。フリーランス歴20年、状況に合わせて新しい仕事を見つけることは随分やってきたのでだいたいのイメージは持っているけれど、現地に行ってみないとわからない部分もある。現地ではテーマに合う場所をなるべくたくさん訪れようと思っている。
情報発信は大事なミッション
そこでひとつ課題がある。情報発信をどうするかということだ。長年情報発信に関わってきた者として、情報発信の重要性、特に今回のような新たな分野に参入する際の重要性はよく理解している。調査だけでも忙しくて手が回らなくなるのは目に見えているが、ここは絶対に頑張らなければならないところだ。記事執筆予定の「環境と人」「NewsPicks+d 」そしてこのnoteはすべてテキストと写真で構成するが、やはり情報量の多い動画がコンテンツとしては最強で、できればやりたい。しかし私もかつてYouTuberもどきをやっていたからわかるけど、動画編集ってめちゃくちゃ大変。PCにはFinal Cut Proが入っているけど、最近は触っていないのできっとさらに時間がかかる。記事だけでも大変なのに、その上動画編集をしたら1日部屋にこもるようなことにもなりかねず、活動に支障をきたし本末転倒になってしまう。
それとカメラ問題。メインのiPhoneのほかにGooglePixcelを持っていくのでどちらかのスマホで撮るということもできるが、SDカードでのデータ扱いに慣れているので、インスタのストーリーなど簡易的なもの以外のスマホ動画はどうもやりにくいのだ。
ということで、環境と人の動画チームに相談をし、小型の動画カメラ「DJI Pocket2」を購入してもらった。手のひらサイズなのに、ジンバルがついて4K60Pが撮れてしまうという超スグレモノの動画用カメラだ
撮影をしたら、クラウド経由で東京の動画チームに送って編集をしてもらう。なので私は撮るだけ。にしても4Kで撮ったらデータ量はめちゃ大きくなるので、カメラから取り込んでデータ一時保存のために外付けのハードディスク、それも処理速度の速いSSDをこのために購入した。1TBのSSDはノーコードタイプでメモリースティックと見た目変わらないのでびっくり。小型カメラといい、しばらく見ていない間にこの分野の小型化や技術の進歩はすごい。
ガジェットの取り回しに悪銭苦闘
さて、最新の機器類を手には入れたが、シニアの弱みで、デジタルネイティブの若い人と違って「使いこなす」までに相当時間がかかりそうだ。10年前はガジェットレビューでGoProの使い方の動画なんかを出していたぐらいで、こういうの得意なほうだったはずなのに、最近はプロデュースとディレクションに徹していてしばらく触ってないと必要以上に難しく感じてしまっていることに自分でも驚いている。
昨日は1日、山のように出ているYouTubeの解説動画を見ながらPocket2の初期設定や操作を練習していた。試しに何か撮ってチームに送るつもりが、タイムアップ。先が思いやられる。ほんの5年ぐらい前まではこんなじゃなかった。歳をとるって、こういうことなのね。
現地では動画も撮り、静止画も撮り、記事を書くので、なかなかに忙しくハードで、若干不安もある。でも逆に言えば、それだけのことをやったら、全くやらないことと比べたら雲泥の差になるのは明らかだし、きっとその先に何かいいことがあるに違いない。確証なんて何もないが、そう思い込んでモチベーションを上げ、楽しみつつ粛々とやっていこうと思う。
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