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私の英語勉強方法 #1 -『口筋トレ』と『英語脳と英語身体に自分を変える』方法

はじめに。

今回は、私の英語の勉強方法についてお話ししていきたいと思います。私はTOEICは、860点とそこまで高くはありません。英会話もそこそこですが、この方法を実践することで、英語が比較的スラスラと出てくるようになりました。仕事にも支障がありません。

もちろん英語が話せるようになったのは、これが理由だけではなく、英語が第一言語の友人と遊ぶようになったこともありますが、やはり一番は自主学習。自主学習に時間を取り、英語で会話をするための身体と脳内を英語に変換する訓練を行いました。

もちろん単語を覚えるために「ネットで新聞記事を読み単語を調べる」というようなこともやりました。が、最も使った教材はYouTubeで、YouTubeを使って自主学習に取り組みました。

私のやり方は、いわゆるよくYouTubeでもオススメされているディクテーションです。私の経験上、ディクテーションは本当に英語力を伸ばすのに非常に役立ちました。

ただ、なぜそのディクテーションに行き着いたかの話や、私の英語学習方法もまたYouTuberの皆さまとは少し異なると思いますので、ご紹介できればと思っています。

私の勉強方法が、皆様の英語学習の助けになれば幸いです。


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アメリカでの英語学習で認識したこと。


・英語は音階が日本語とはまったく違う。
・そのため、音を聞きとるのも難しいが、話すのも難しい。
・ただし、話すことが少しでもできるようになれば、アクセントを覚え、音を聞き取ることも楽になる。
・また、音階が違うので、使用する口の筋肉が違う。
・ここを鍛えないと、英語を発音していても通じないものが出てくる。
・ので、口と舌の筋肉を鍛える。(筋トレと一緒です。)

という自分なりの理論が生まれました。


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口筋トレのススメ:口と舌の筋肉を鍛える。


下記の様な、アクセントトレーニング(役者さんがする様なトレーニング)を定期的に数分行い、口を動かす。

自分の方法が見つかったら、特に映像はみる必要もないと思います。この口の筋肉トレーニングは、少し恥ずかしいのですが、非常に重要です。

私は語学学校で発音の先生がいまして、その授業で役者さんが実施する様な発生トレーニングをやったことで、ここの重要さに気がつきました。

役者の方も発生練習やセリフが言い回しやすいように口の筋肉を動かし、演技に望むようです。それと同じように、口の筋肉を動かし、口の様々な箇所が柔らかくなるようにします。

ご存知の通り英語は腹式呼吸、日本語は胸式呼吸に近いと思いますので、お腹から音を発生させる必要があります。そうすることで、英語を話す体に近づけていきます。

これらの口筋トレを実施し、自分に変化があった時に、英語は文法や話す音階幅の違いだけではなく、体や口の使い方も全て日本語と真逆なんだなあ、と愕然としたのを覚えています。本当にこれを感じた時に、日本人がなぜ英語が苦手なのかが、すごく分かった気がしたんです。


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英語の勉強に入る。


口筋トレが終わるとやっと、英語の勉強に入ります。ここからの英語の勉強に入る前に、口の動きがかなり変わってきますので、口筋トレは必須です。めんどくさくても5分でも10分でもやるべきだと考えています。

英語勉強は、YouTubeを使うので、とっても簡単です。ただ、繰り返し行う必要があります。

実施方法は以下です。
1. 英語字幕のある短いビデオを見る。
2. そのビデオの字幕をONにする。
4. そのビデオを見ながら、ナレーションのスピードに合わせて、英語を発音する。5. これを繰り返し、そして定期的に行う。

私は、下記のVOXというメディアの映像(この中国の映像)を今まで数百回見てきています。

その際、私が行うことは下記です。
1. まずビデオを見て、分からない単語や表現を調べ、映像を理解する。
2. ビデオの内容を理解後、この音声に合わせて発声を行う。
3. ナレーションと同じスピードで話す様にする。
4. これを30分〜1時間繰り返す。
5. 飽きたら、別のビデオにする。


毎回異なるビデオを選択すると「 1 」を何度も実施しなければならないので、時間が取られてしまいます。そのため、「 1 」を一回だけやり、その後何日も、時には何ヶ月も「 2-4 」を繰り返しています。そのため、ナレーションを覚えているビデオも複数あります。

そのビデオに飽きたり、もっと違う表現や単語が覚えたい場合、時間がある場合に、新しいビデオに移りますが、メインの目的は、「英語を話す口と脳に変える」ことにありますので、同じビデオを複数回使いその言い方に慣れることが重要だと感じています。

この練習方法は、最初非常に難しいのですが、同じビデオを何度も繰り返していると、だんだん出来る様になります。最初は、「アメリカ人てこんなに早く話すの?」と思うはずです。実際に、彼らは本当にそんなに早く話すんですよね。話す速度は思考速度に関わってくると思いますので、脳トレにも良いかとも思います。

また、必ず字幕をオンにしてシャドーイングすることで、どのアルファベットの組み合わせが、どの音になるのか、を感覚的に覚えていきます。ここで重要なことは、同じスピードになる様に練習することです。音が早すぎる場合は、私もYouTubeの再生スピードを下げて、練習することもよくありますので、慣れ具合により調整してみてください。

これを定期的にやっていると、口の中や英語を話している時の筋肉が明らかに変わってくることがわかってきます。


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最後に。


世の中には様々な英会話スクールがあります。私もそのスクールに複数通いました。でも、恥ずかしさが拭いきれなかったり、英語の本で勉強しても面白くなかったり、ちゃんと学習を定期的に続かせることができませんでした。

大手英語スクールでは、とにかくヒアリングを伸ばすようなやり方を実践しているとも聞いたことがあります。けれど、英語学習をしている皆さんが求めているのは、私と同じように「英語を少しでも話せるようになること」ではないでしょうか?

その上で、YouTubeを使い、同じコンテンツでの同じ学習方法を続けることは、身体(主に口を呼吸法)と脳を慣れさせるために効果的な学習方法だと考えています。同じことを繰り返すことで、体と脳を「英語」に近づけるための訓練をしていきます。そして、その中に時々「外国人と話して練習する」という実践練習を取り入れることで、自己学習で練習してきた全てを吐き出し、費用的にも効率的に取り組める学習体験を積み上げていくことが出来ます。

日々日本語しか使わない中で、英語を習得するのは、非常に難しいと感じます。私も英語をかなり上級者のようには話せません。

ただ、この方法を実践したことが大きな役目を果たし、英語力が伸び、現在は自分の専門分野での仕事には特に支障はありません。もちろん要因はこれだけではありませんが、この自己学習を開発できたのは、私の英語学習人生の中で大きかったと感じています。


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次回


次回は、私が英語学習をする上でオススメするYouTubeコンテンツについて書いていきたいと思います。私は自分の興味分野に合ったテクノロジー・エンタメの裏側・歴史寄りのコンテンツを使い勉強することが多いです。『TED Talkは飽きてしまった。他に何か良いものない?』とお探しな方は、ぜひ次ブログをご覧ください。


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