見出し画像

九州大学ポーカー同好会「QQs」に行ってきました

 九州大学ポーカー同好会「QQs」に行ってきました。これで「クインズ」と読むそうです。

 会場は「さいとぴあ」という公共の施設の会議室を借りて開催されていました。福岡県西区、博多駅から電車で海岸沿いを30分ほど移動した場所です。西区の方にはほとんど行ったことがなかったのですが、車窓から観える海が冬の太陽に照らされて美しく輝いていました。

 さいとぴあは九大学研都市駅の道向かいにありました。この辺りは九州大学のキャンパスが集まって開発された場所だそうで、会場の施設も含めて周りの道路や並木が綺麗に整備されていました。快晴の中で冷たい空気を胸いっぱいに吸い込むと、とても気持ちがすっきりします。

 駅と隣接してイオンがあり、少し早く到着したのでなんとなくお店の中を散歩して待っていると、家族連れや学生の方でとても賑わっていました。博多駅周辺や天神には何度も行っていたので「福岡はやっぱり活気があるな」と感じていたのですが、ここではそれとはまた別の生活感に溢れたリアルな活気を肌で感じます。

 若者が集まる綺麗な街で学生生活を送ることができるのは羨ましいです。会場に行く前から少し元気をもらいました。

 さいとぴあも清潔感のある過ごしやすい会場です。会議室の扉をノックすると、主催の方が快く出迎えて下さいました。

 一緒に行ったパートナーのネコマタさんと一緒に、のんびりとリングゲームをしながら過ごしました。会場には一番乗りで到着して、最初は他に誰も来ていなかったので、これまでのQQsの活動をゆっくりとお聞きすることができました。

 もともとは別のゲームが好きで集まった仲間から、次第にポーカー同好会に発展したそうです。大学内だけのサークルかと思っていたのですが、社会人の方もかなりたくさん参加されているそうで、いろんな専門家や業種の方が集まるユニークな会でした。

 突然お邪魔したにもかかわらず、皆さんに温かく迎えてもらえてホッとしました。皆さんのお仕事の内容だったり、専門にされている学問の話はとても面白かったです。

 理学部生は摩訶不思議な世界の研究をされていて憧れもしましたが、やっぱり苦労も多くて大変な世界なのだと思いました。

 主催の方は大変物腰が柔らかく、和やかな雰囲気になるように皆さんに気を配っていらっしゃいました。

 「ポーカーは手段として考えている」という認識が、僕たちと共通していたのは嬉しかったです。ポーカー自体も楽しいゲームであることはもちろんですが、その先に目的があってこそ、顔を合わせて集まるライブの場を継続する意味が強まるのだと僕は信じています。

 次にお会いするときは社会人になられているかと思うので、これから更に魅力を身に付けていかれる未来がとても楽しみです。そのときはもっとポーカーの他にもお話を聞いてみたいです。

 「あのプレイは○○だった」といった1ハンドの感想だけで盛り上がるテーブルから、「人生であの経験は〇〇だった」といったポーカー以外の会話が交わされるような、深いコンテクストのあるテーブルへと成熟していくのが個人サークルの魅力の一つだと僕は考えています。

 最近の福岡のポーカー事情も詳しくお聞きすることができました。僕が福岡に通っていたのも4~5年前になるので、今ではお店も増えて随分雰囲気が変わったようです。

 福岡のポーカープレイヤーは皆さん良い人ばかりだそうで、お店に過剰な迷惑をかけるようなマナーの悪い人は少ないそうです。僕自身もそうならないように気を付けようと思っています。

 一気にお店が増えたのは良いのですが、これからはきっと独自の魅力を発信して差別化を図らなければならなくなります。それぞれのアミューズメントカジノがどのように創意工夫を凝らしていくのか楽しみなのですが、ちょっと不安にも感じています。

 プライズとして現金を支給するのは、間違いなく明確に違法だと僕は思っています。海外渡航費だろうが、現金に相当する金券だろうが、すべて違法です。賞金を提供する以外の存在意義が不明な、訳の分からないスポンサーによる賞金提供も非常に違法性が高いです。

 九州でサテライトを売りにするのも難しいと思います。僕自身、長期で休みが取れなかったためAJPCなどの国内大会は見送っていました。九州内で大きなタイトルを設定するのも良いかもしれませんが、そのブランディングもまだまだ時間がかかりそうですし、歴史の浅いトーナメントは法的な条件が本当に整っているのかよく確認した方が良いと思います。プライズの大きさをアピールポイントとして競っていくことにも限界があるように感じます。

 講習に力を入れるのも良いですが、長期的な成長を妨げる内容にならないようにしたいものです。僕自身も役に立つと思った内容を少しずつ発信しているのですが、少なくとも高圧的にはならないように気をつけているつもりです。

 何もわからない初心者の方はありがたがるかもしれませんが、その偉そうな講釈を聞かされる周りのお客さんは間違いなくお店を離れていくでしょう。お客さん同士ならともかく、ましてお店の方がそれをしてしまったら絶望的です。

 そんなポーカールームが増え続ける福岡で、QQsはとても優しい雰囲気で丁寧に対応いただける場所なので、間違いなく初心者の方も安心して楽しめると思います。1日いて料金もほとんどかかりませんので、主催の方も抜群のコスパには自信があるとおっしゃっていました。

 一方で、ポーカーが強くなりたいという熱い心中をお聞きすることもできて、とても刺激になりました。これからQQsはもっと強くなりたいと志高く活動されていくそうです。シンプルにゲームを楽しみたい方も、強くなりたくてチームを探している方も、ぜひ皆さん一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

 主催の方が今年度で卒業なので、4月以降は別の方に引き継いで会を継続されるそうです。

 くまぽかについてもお話しする機会があったのですが、僕たちはポーカーを通して何がしたいのか、来ていただける方に何を得て楽しんでもらいたいのかを意識することは、長く続けていく上で忘れてはいけない大切なことですね。

 ところで、僕たちは熊本の八代市という地域に住んでいるのですが、そこの特産品に「晩白柚(ばんぺいゆ)」という柑橘類があります。

 世界一大きい柑橘類としてギネス認定されているフルーツで熊本では普通に知られているものなのですが、皆さんはご存じでしょうか?国内の晩白柚の97%が八代市で生産されているんです。

 突然参加させていただくお礼に手土産としてお渡ししたのですが、皆さんご存じなかったようで、驚く顔が見れて良かったです。そのインパクトでくまぽかのことを覚えてもらえると嬉しいです。

 突然の参加をご承諾いただきありがとうございました。おかげさまで、とても楽しい旅行になりました。またいつかお会いできる日を楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?