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ウチに泊まったゲストに会いに行こう! オランダ アーネム(Arnhem)編

ゴッホの有名な美術館を知っていますか?きっとアムステルダムのゴッホ美術館が世界的に有名で、アムステルダムに行くたびに、行こうと思うのだが、いつもチケットが売り切れていたりして入ることができていない。そんな私に、オランダからの旅行者が教えてくれたのが、アーネムにあるクレラー・ミュラー美術館だ。そして、教わって数週間後にウチの熊野野菜BASEに泊まってくれたのがレネとGeert(読み方が難しいので)である。そしてレネが住んでいるのが、まさにアーネムだった。

左がレネ、右がGeert(フィート?)

レネはびっくりするぐらい親切で、出会った時から本当に素敵な人だった。今年のクリスマスにクリスマスカードが彼から送られてきたことにも驚いた。(しかも住所に市の名前もなかったにもかかわらず、届いた。日本郵便のみなさん、ありがとうございます。)

今回、レネがGeertにも声をかけてくれて、電車で1時間ほどかかる彼の街からやってきてくれた。

このアーネムという街は、第二次世界大戦時に、街のほとんどが壊されてしまったため、建物は他の街と違い新しいものばかりである。また、中心地にある教会も戦争で壊されてしまい、落ちた鐘がそのまま教会内に設置され、教会の建物も修理されたものであるそうだ。そんな街の歴史を知らなければ、とても美しいところだなってことしか感じられないが、今回、レネがそんな歴史も教えてくれた。

クレラー・ミュラー美術館に行く当日、残念ながら雨だった為、バスで向かう。この美術館は国立公園内にあり、晴れていればレンタサイクルで広大な公園内をサイクリングすることができる。公園内には、鹿がたくさんいるが、最近は、狼に襲われているそうで、家畜も襲う狼を殺すのか保護するのかが議論されていると彼が行きのバスの中で教えてくれた。

決して大きな美術館ではないが、ゴッホの作品が多数展示されており、また、オランダのアーティストの作品も飾られている。美術館にはカフェが併設されていて、疲れたらお茶したり食事したりすることもできるので、本当に何時間でもいられそうな場所だった。今回は雨だった為、オランダらしいサイクリングができなかったので、また、リベンジしたい。

リネの奥さん、ベッピーもレネと一緒に日本に少し住んでいたことがあり、日本を好意的に思っていてくれて、はじめましての私の為に美味しいオランダらしい料理を作ってくれた。グラタンのようにチーズで焼いたモノだけれど、中はマッシュポテトにザワークラウトとドライフルーツを混ぜたものが入っていた。一緒に食べる付け合わせは塩気が強いソーセージと甘く炊いたりんごのコンポート。この組み合わせが日本人には意外だが、とても美味しかった。そしてデザートには温かいクリームブリュレを出してくれた。

今回の旅では、レネには本当にお世話になった。何から何まで。また、レネたちは翌日から北欧への旅行だというのに、私に付き合ってくれた。
ありがとう。感謝の言葉が浮かばないけれど、これからもよろしくお願いします。

美術館前で。青、赤、黄色でまるで信号みたいだねと話した
レネの奥さんのベッピー。日本に住んだこともあり、日本が好きな2人の家には
たくさんの日本のモノが飾られていた
ベッピーが作ってくれたオランダらしい料理。
このチーズを乗せて焼いたものは、
マッシュポテトにザワークラウト、ドライフフルーツが入っている
ソーセージと甘く炊いたフルーツを一緒に食べる
デザートのクリームブリュレ。これも手作り
街にあった教会。今はアートの展示場となっていて教会としては使われていない
教会内
戦争で落ちた教会の鐘。戦争を忘れない為にそのままにしてある
クレラー・ミュラー美術館の入り口
美術館内の立体物
ゴッホの絵。これは本で知ってて、本物が見たかった
言わずと知れた有名な絵
美術館内のカフェテリアでランチ。軽食だがしっかり食べられる
レネがサプライズでプレゼントしてくれたミッフィーがゴッホの絵のドレスを着たもの
日本ではミッフィーだが、オランダではナインチェといい、
ナインチェの生みの親はオランダ人である。ナインチェミュージアムもオランダにある
雨がちょっとすごくなってきたけど、海外ではほとんど傘をさしてない
レネが招待してくれた家の近くの公園内のレストラン
ランチもやっているそうで、いつもはランチに訪れるらしい
前菜。左がビーガン用。どちらも美味しかった
日本人だから海鮮がいいだろうと注文してくれていたパスタ
本当にすごく美味しかったのだけれど、量が多くて食べきれなかったのが残念
最後のデザートは、バレンタインが近いということもあり、バレンタイン仕様
レストランの店内
店員の人たちが若い人たちが多い。大学の合間のバイトらしい
ビールを少し飲んでほろ酔い
朝食に作った茶粥。美味しく食べてくれた2人
翌朝、レネたちは朝早いからとわざわざ駅の近くのホテルを用意してくれた
何から何まで、ありがたい。レネのホスピタリティを見習いたい

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