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住まいのアイテムについて〜椅子その5

前回に引き続き、一人がけの椅子をご紹介したいと思います。自宅には和室があるのですが、畳に直に座るのが苦手なため、一人がけのソファを2脚置いています。

そのうちの1脚が、フィンユールのNo.53です。

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こちらはヴィンテージのオリジナルのものではなく、飛騨にあるキタニ木工がライセンス生産をしているものとなります。引越しを機にキタニ木工の本社にお伺いして注文をしました。妻がよく行っていたセレクトショップにこの椅子が置いてあって、いつか購入したいと思う憧れの椅子だったそうです。素材はオリジナルにはない山桜を選んでみました。思ったより座面が広いため、あぐらでも快適に座ることができます。

フィン・ユールはウェグナーとならぶ家具デザイナーの巨匠で、このNo.53のほか、No.45やチーフテンチェアなどが有名です。世界一美しい曲線美を持つ椅子と言われることの多いNo.45もとても魅力的ですが、オリジナルはあまりに高価であることと、座り心地や家具としての耐久性などを総合評価すると、No.53のこの復刻版はとても良いのではないかと思います。

ただ残念なことに、キタニ木工によるNo.53のライセンス生産は残念ながら今年10月で終了したそうです。自宅のこの椅子を大切に使っていきたいと思っています。

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