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夢日記

わたしにしては珍しく、はっきりと思い出せる夢を見た。

あれは小編成の室内楽。わたしはおそらくコンサートミストレスの位置に座っていた。どうやらこれから本番らしいのだが、なぜかわたしはひとつも譜面を持っていない。持ってくるのを忘れてしまったのか、はたまた元から持っていなかったのか。まだ幕は開かない。舞台のうえ、薄暗がりの中でプログラムを見る。一曲目のタイトルを目で追う。見たことも聴いたこともない曲名が書かれている。どうしよう、わからない。弾けない。開演の時刻が迫る、薄闇の中で焦るわたしをよそに、時間は過ぎてゆく。もうだめだ、そう思った瞬間、

目が覚めた。

そこはいつもの部屋のベッドだった。
Facebookで、学生時代に所属していた部活の演奏会のお知らせを見かけたからだろうか。こんな夢を見たのははじめてで、しかも見た夢をここまで鮮明に覚えていることも珍しかったので、なんとなく書き留めておく。

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