百日紅

今年から自分の中で「夏の花といえば」の座が向日葵から百日紅に変わった。家のすぐそばに背の高い百日紅があり、夏の間ずっと咲いていたのを出勤するたびに見た。青空と濃い緑の葉、紅色の花のコントラストがとても良かった。あまりによいもの程写真を撮る気にならない。

百日紅はとても時期が長い花なのだということを今年知った。9月半ば頃はまだ残っていた気がする。

10月はなんだか、色々キツかったので終わってほっとしている。初めの方に旅行へ行ったのは大変に楽しく、帰ってきてしばらく放心したほど楽しかったのだが、それ以降は激しく落ち込んだり、身体の調子もそれなりに悪かったり、仕事にならなかったりでわりと散々だった。
こんなに長いひと月は久々な気がする。

寒くなったので、ドクターマーチンを磨いて下ろした。焦げ茶のアイシャドウも使った。着る服がどんどん分厚くなる。気がつくと冬が見え隠れしている。今年はよくわからないままに終わっていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?