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凡人が論文を書いてみて得たもの

社会人生活も10年は経ったし、いろんなスキルが身についたと思っていたものの、初めて自分がファーストの論文を書いてみてとても得るものが多かったので書いてみたいと思います。

ちなみに、論文をバンバン投稿している学生の方々、学生の間にこんなスキルを身につけているなんてすごい!もっと企業は博士課程の学生取って活かしていってほしいと感じました。

それでは以下、磨くことができたスキルを整理。

スキルその1 : 長期的な視野でのストーリー作り
もちろん、仕事でもプレゼン発表や提案書作成があるのでストーリー作りのスキルは磨かれます。企業の研究開発職として結果報告書のストーリー作りはやってきたものの、論文ほど長期的な視点でストーリー作りができていたかというと・・・うーん???
実験結果の量も仕事の報告書と論文では扱う結果量が違うのもあるかな。
論文だと1年以上コツコツ煮詰め集めた結果を基にストーリーを練り直したり、しかし行き当たりばったりでストーリー作ると永遠に終わらないのである程度結果を見通して仮説で書いてしまうといったスキルだったりが磨かれたように思いました。

スキルその2 : 図の作成スキル
会社の結果報告パワポでは、Excelで作成した図をポイポイそのまま貼っていたが、論文でExcelの図を貼ろうもんなら・・・。そんな 図作成スキルが磨かれました。あとはイメージ図の作成でパワポ絵職人のスキルと解像度のあげ方などの細かいスキルが磨かれました。

スキルその3 : 英語
論文は読む専門だったけどいざ自分で書こうとすると、あれ?なんかこの表現適切?みたいなことが多々あって、DEEPL 翻訳駆使しながら、他の論文なんて書いているの?表現は?と読み漁ることで英語力がさらにアップした気がします。

スキルその4 : 未知の分野を学ぶ自分なりの方法
研究はわからないことだらけ。常に未知の分野が出てくる出てきます。そんな中、何が知りたいのか、何が分からないのか、どうしたら理解できるのか、情報はどこにありそうなのか、などを整理して一つ一つわからないことを手探りで理解していくスキルが身につきました。特に、私はリモート学生なので気軽に質問できる環境ではなかったため、一人でなんとか理解するというスキルが磨かれました。
何回もわからないことを手探りでわかるようにする経験を詰めたのでおよそ2時間あれば何かしらわかるようになるという自信も手に入れました。
このスキルについては詳細を別ノートに書く予定です。

スキルその5 : スケジュール管理能力
仕事もあって子育てもあって論文も書いてとなると本当に時間がないです。
To Do List ノート、iphone のスケジュールアプリ、notion アプリ、優先順位を考えるためのマインドマップを駆使しスケジュールを遂行するスキルを身に着けました。これも詳細を別ノートに書く予定。地味にこのスキルは重宝しています。

スキルその6 : 集中力
本当に最初はやだな~やりたくないな~っていう気持ちとの闘いでした。しかし、今やらないと時間がない、先送りしたらもう取り組む時間がすぐには来ない!ということが嫌というほどわかっているワーママなので、スモールステップでできることを書き出して、5分からタイマーをかけて取り組んで、を続けていきました。今ではざらに2時間以上ノンストップで集中できるスキルが身についたように思います。

ざっとこんな感じでしょうか。まだまだ論文をもう1報以上書く必要があるので、1報目で身に着けたスキルを駆使して戦っていきたいと思います。




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