ディズニーランドに行ってないとビンボー人⁇
「うちは貧乏なの?」
ある時、子どもがそんな風に聞いてきました。
あまりに唐突な質問だったので、ぐうの音も出なかった…
お金持ちではないけど、貧乏でもないとは思うんだけど。
今どき小学生の間でいったいどんな話が繰り広げられていのか知らんけど、うちの子の認識はこんな感じらしい。
USJ(飛行機移動)or TDLに複数回行ったことがある
→ お金持ち
ディズニーランドに行ったことがある
→ 普通
どっちも行ったことがない
→ 貧乏
ハイ、どちらも行ってません…
→ ビンボー判定。
計画自体は立てたことあるんですよね。
千葉から決して近くはないうちの辺りでは、旅費が安く済む就学前のうちに一度は行っておく~というご家庭が多く、幼稚園の時点で周囲のお子さん達はほとんどがTDLデビューしていました。
それで、子どもをTDLに連れていかないと親失格?のような強迫観念にとらわれ、計画を立てて。
でも、ふと冷静になってみると、そもそも家族の中にディズニー好きがいない… 誰も乗り気でなく、子どもたちからはむしろプリキュアイベントに行きたいと言われ、立ち消えに。
思い出してみれば、旅行好きでも金銭的にゆとりがある訳でもない両親が、なぜかできたばかりのサンシャイン60目的の東京旅行に連れてってくれたのも、「行っておかねば子どもがビンボー判定される」的な義務感があったのかも。
親には言えなかったけど、嬉しかったのはサンシャイン60に行ったことではなく、アメ横で1000円の子ども時計を買ってもらったことの方でした。
ちなみに当時の自分の中での貧富基準はと言えば、
誕生日以外におもちゃを買ってもらえる
→ お金持ち
お年玉だけは自由に使える
→ 普通
毎日同じ服、給食ない日にお弁当を持ってこない
→ 貧乏
だいぶハードル低いなぁ。
まだ「ちびまるこちゃん」も世に出ておらず、はなわくん的なお金持ちキャラも知らなかったし。
もっと遡って母の話になると、戦後の貧しい時代で皆が薄汚れたお古の服を着ている中で、一人だけキレイな白いブラウスを着ているクラスメートがいて、その子が羨ましかったとか。
それにしても、令和時代の貧富の判断基準がディズニーランドになるとは。
ハードル高いのか低いのか。
服やおもちゃは子どもの人数分だけで済むけど、家族旅行は同行する大人分の費用もかかるし、結構贅沢だと思うんだけど。
TDLに行くのがフツーの家族なら、日本の経済力も捨てたものではないのでは。
と偉そうに考察してみるけど、子どもの質問に対しては、やっぱりぐうの音も出ない。
「貧乏かどうかは誰と比べるかで答えが違ってくるし、行きたいところには大人になってから自分で行く方がずっと楽しいよ!」とごまかしたけど、TDLに子どもを連れて行くのはやっぱり日本の親の義務だったのかもしれない⁇
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