メンバーシップ型・ジョブ型という働き方 ②仕事

仕事とはなんなのか。
これは、一度は誰もが考えた事があると思います。

私自身、本当にたくさんの諸先輩方と仕事をして、
色々なお話を聞く事が出来ました。

対価としての賃金を得る手段、
苦しいけど生きる為に必要な事、
いきがいを見つける為のもの
などなど...

どれが正解という事はなく、人それぞれだと思われます。

ただ、ひとつ心に残った話がありますのでご紹介させていただきます。

昔、本社勤務だったその人は、ある時、瓶を製造出荷している工場の現場を視察する事になりました。
工員は、ベルトコンベアで流れてくる空き瓶を見続け、不良品はないか、
違うものは混ざっていないかのチェックをしていました。
流れる瓶のけたたましい音は、それはそれは尋常ではなく、
工員は耳栓をしながらひたすら見続けていた、との事です。

その事から、
「人は働く事でいきがいを見出す」とか、
「お金のために働くべきではない」
という言葉は、空しく聞こえると感じたそうです。

現場は、いつの時代も過酷です。
立ちっぱなしで、防具を着け、黙々と作業をする方たち、
夏は暑く冬は寒い外で、休憩も中々取れずに警備をする方たち。
内勤と違い、好きな時に水やコーヒーを飲む事もお菓子をつまむ事も出来ません、お手洗いだって好きな時に行ける訳ではない場合もあると思います。

でも、自分が生きる為、家族が生きる為、日々頑張っている...

やはり、『給料』で報いるべきでしょう。(※1)


肯定するか否定するかはともかく、説得力を感じる話ではあり、今でも忘れる事は出来ません。


ちょっと本筋から脱線してしまっている気もします(笑)が、また次回に続きます。
本日もお読みいただきありがとうございましたm(__)m


※1
一方で、人間『当たり前』というのは怖いもので、
例えば給料増や賞与増として受け取ってしまうと、
それが当たり前となり嬉しさや有り難みもだんだん薄れてしまいます。
要は慣れみたいなものだと思いますが、やはりお金の存在感は大きいという事ですかね...

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