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読んだ・観た・聴いた

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本や雑誌などを読んで思いついたこと。書評とか感想は上手にまとめる人がたくさんいるので、そういうものはそういう人たちにお任せする。本の内容とは全く関係なく見えることも少なくないが、…
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2021年12月の記事一覧

2021年 読書録

以上。

熊本熊
2年前
10

内田百閒 『御馳走帖』 中公文庫

「御馳走」といって何を思い浮かべるか、というところにその人の人となりとか生き方のようなも…

熊本熊
2年前
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2021年 noteの人々

2021年も残すところ僅かとなった。余命幾許もないかもしれないというのに、しょうもない賃労働…

熊本熊
2年前
15

内田百閒 『立腹帖』 ちくま文庫

鉄道に纏わる随筆を集めたもの。腹を立てたことばかりを書いたものではない。個々の作品の元に…

熊本熊
2年前
15

内田百閒 『百鬼園随筆』 新潮文庫

本書は内田百閒の随筆集として最初のものだそうだ。初版は昭和8年10月に三笠書房より刊行され…

熊本熊
2年前
9

内田百閒 『ノラや』 中公文庫

生き物を飼ったことがない。子供の頃は生き物が嫌いだった。怖かった。犬猫も虫も爬虫類も魚も…

熊本熊
2年前
14

蛇足『阿房列車』

どうでもいいことなのだが、『第一』と『第二』に収載されているものの初出はいずれも「小説新潮」だ。『第一』は昭和27年6月に、『第二』は昭和28年12月に三笠書房から刊行されたものが文庫化されている。『第三』に収載されている六篇の初出は二篇が「文藝春秋」、二篇が「週刊読売」、一篇が「国鉄」で一篇が書き下ろしだ。言われてみれば、書き下ろしの「隧道の白百合」だけが話の展開の時系列が前後している。 『第一』から『第三』までを通じ、ほぼ全編がほぼ健康な状態での話なのだが、「白百合」だ

内田百閒 『第三阿房列車』 新潮文庫

本でも映画でも続き物というのは難しいと思う。受け手の側はどうしても既読・既視聴の印象の残…

熊本熊
2年前
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