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味噌汁の魅力

疲れたときに、お腹を壊したときにも、私を救ってくれるのがお味噌汁。
時折無性に欲しくなる。そういう時、「ああ、今調子悪いのかな」と自覚する。

味噌汁は本来、作るのは大変面倒くさい料理である。
出汁をとり、具材を切り、煮て、ちょうどよい頃合いに味噌を濾しながら溶かしてゆく。決して沸騰させてはならず、風味を閉じ込めて食卓へ。

我が家では、好きな野菜を組み合わせて具だくさんにするのが通常だが、即席味噌汁も近年とても進化しているので、朝の忙がしい時には本当に重宝する。

即席味噌汁のなかでは、揚げなすがダントツに好みだ。キャベツとお揚げの組み合わせもよい。
ごま油やバターを少量入れるとまたよい。最近はキムチを入れるのが、ブームだったり。

定食屋のランチに空気のような地味で冴えない存在のように感じるが、実はその店の良し悪しを見極める指標は、味噌汁だと勝手に考えている。
メインがどれだけおいしくても、添えられている味噌汁がおろそかだと私はとたんにがっかりしてしまう。

それにしても、何故私はこんなに味噌汁が好きなのだろうか?

この世でもっともホッとする大豆のスープ。やはりこれも日本人のルーツか。

ただ、残念なのはその原料である大豆はほとんどが輸入もの。
輸入ものがダメだとは言わないまでも、時には純国産原料の味噌でお味噌汁を飲みたいものだ。今度買う味噌はそれにしようかな。

ああ、また飲みたくなってきた。夏の疲れがどっと出てくるのが、だいたいこの時期、9月。
キノコ類がおいしくなる季節だし、そろそろキノコ汁でも…。

(写真は即席の減塩ねぎ味噌汁)


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