プラポ2023 with ゆかちぃ
+ポートレート2023
ご来場頂きありがとうございました🙇♂️
昨年のプラポに引き続き、今回もゆかちぃさんの写真を展示致しました。
2019年夏の浅草での赤(正確には朱色)
2021年冬の土合での白
季節、色ともに対称的なこの2枚による大判展示をいつか何処かで
と思ってましたが、外注業者PRIOのポイント有効期限の関係もあって(汗)
タイミング的にも今回のプラポで実現させて頂きました。
今回はメインの展示に加えて、2L版和紙プリントによる計80枚4冊のBOOKも設置致しました。(なぜ和紙かは過去のnote、クロス展参照)
こちらは2022年を通して撮影してきた文字通り“四季折々な”ゆかちぃさんとの撮影をまとめたものになりました。
四季折々とは言え、春とりわけ🌸が多目だったのは完全に撮影者の好みによるものですw
4冊にするならそれぞれを春夏秋冬で分けたほうが見映えは良いんでしょうけど、撮影回数も含めて春の🌸が多かったので単純に時系列(1月〜12月)に並べました。
また見やすさも考慮して横縦それぞれのカットで2冊ずつ。
今回、展示とBOOKとで始めからセットで構想してたわけではなく
(前述の通りポイントの関係で昨年11月には発注納品完了)
12月に入ってまだ1ヶ月あるしBOOKも作るかという感じでした。
ちょうどその頃は2022年を振り返る的なハッシュタグがTLを賑わせてたので
2022年のゆかちぃさんとの撮影を振り返りつつBOOKのセレクト&プリントを進めてました。
その中で先に展示品が決まってたので22年夏の浅草、22年冬の土合での展示と似たカットも選びつつ。
そして、実際に展示をした後にふと気付いたことがありました。
2019(展示)
2021(展示)
2022(BOOK)
と縦軸な時系列
BOOKが2022年を1月から12月と1年間通した横軸な時系列であることに。
そこでふとこれを加えたら面白いんじゃというのを土曜日の夕方に追加で展示しました。
こいつです。
2023年1月、つい先日の土合駅での切符🎫
浅草は五重塔も含めて明らかに浅草寺と分かる構図ですが、
土合は雪が降ってること以外場所が特定できる写真ではないので
それを補完する意味も込めて。
(BOOKには土合とわかる写真もありますが、土合以外の雪撮もあるので)
とは言え、切符の日付は2023年。
展示の撮影は2021年、BOOKの撮影は2022年。
だからこその“小”ネタな所以😅
という訳で、以下は完全な自己満足な余談になります。
写真とは、極論すれば時空(時代と場所)を超えるものと言えるかもしれません。
19年と22年の浅草、21年と22年の土合という様に同じ場所で違う時代の
2022年同じ時代でのそれぞれ様々な場所での
とは言え同じ場所での春夏秋冬の違いもあったりと
“写真”だからこそ、“写真”ならではのものを詰め込んだつもりです。
そこの全てに同じ人物(ゆかちぃさんというモデル)が映っているということでより一層の時の流れも感じられるのかとも。
四季折々なポートレートを撮ってる理由がまさにそれで、
同じモデルさんを通してそれが出来てることは全くのキセキでもあると。
今回たまたま7年前にゆかちぃさんを撮ったことのあるプロカメラマンが見に来られていて、その方を連れてきたカメラマンさんと知り合いだったこと、何よりたまたま自分自身がその場に居合わせたことというこれまた色々な奇跡が積み重なった出会いがありました。
(そもそもそのカメラマンさんと知り合ったのも元々のキッカケは土合での雪写真がCAPAに掲載された時に隣で掲載されてたことでもあるのでご縁ってほんと凄いなぁと。)
7年前なのではじめそのプロの方は何処かで見たことあるなぁと思いつつもモデルがゆかちぃさんだとは気付かなかった様です。(当時から愛称は同じだと思いますが、活動名は当時は基本本名なはずなこともあり。)
そんなこともあってかBOOKも全て見てくださり貴重な意見も頂けたり
また7年前の写真もスマホから見せて貰って当時の話を聞いたりと
本当に貴重な経験をさせていただきました。
今回のことでポートレート撮影ってほんとご縁だなって改めておもったと同時に今後もそんなご縁を大切に撮影が続けられたらなぁとしみじみ。
と何やら話が脱線してしまって居ますが元に戻して切符の小ネタの話に。
先程写真は時空を超えるものと書きましたが、また別な要素として
“想像の余地がある不完全なもの”でもあると思っています。
今回21年土合の写真を展示して、22年土合の写真をBOOKにして
写真はないけど23年土合の切符のみをそこに加えることで何が想像できるでしょうか?
(そもそも切符が23年だと気づくか、更には1月の土合=雪のイメージが連想されるかというまさに細かすぎる“ネタ”だということはご容赦ください🤣)
結論から言えば、23年も撮影継続中ですよということを暗示するための切符だった訳ですが、何も知らない人にとっては23年1月に撮影した写真を展示してるというふうに受け取るかも知れません。
そう言った意味では不親切な展示だとも思います。
でも、それもまた“写真”ならではのものではないかと。
そもそも写真が撮影者によって意図的に切り取られたものでしかないのですから。
逆に撮影者が意図的に切り取ったものであるからこそ観る側に想像の余地を与えてくれるものなんじゃないかと。
それら全て含めて、写真らしさが展示出来たのではないかと思った今回のプラポでした。
とは言え、諸般の事情で今回モデルさんが直接観に来れずに終わってしまったのが唯一の心残りというかモデルさん自身がとても残念に思ってる展示となってしまいましたが、写真そのものが“時代を写す”ものであるとするなら今回のこの展示もまた“時代を反映した”展示になったんだなぁと良くも悪くも“ご縁だな”って展示になったのがまぁ色々と象徴的だったなぁとも思います(爆)
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