君たちはどう働くか?
君たちは何のために働くか!
君たちはどう働くのか!!!
力強い問いですね。
働くことは生きること。スーパー派遣、大前春子は教えてくれた・・
おばサは、生きるため、暮らすために働いてきました。
「なんのために働くん?(方言です)」と聞かれたら
「自活したいけん・・(みきゃん語)」と答えていた20代。
社会学(何社会学だったか、記憶になし。スミマセン)の授業で、結婚しても「私の稼ぎは私のもの」と発言して、女性教授には面白がられたものの、男子学生にドン引かれ、女子にもやや引かれ・・
就活する女子学生は「コネがないん?気の毒やねぇ」と慰められたあの頃。フランス革命直後くらいの話です。たぶん。
金じゃないなら寄付をおし!
自活する!
昭和のみきゃん語の国の女子大生にはシビレる決意。
「なん言いよんの。家事手伝いでよかろがね」みたいな?
ま、それは、時代背景もありつつでしょうが・・
紆余曲折を経て
みきゃんの国から海を渡り、大都会で働き始めた20代後半・・
業界紙で新聞記事を手書きで書いていた頃、とある男の子が聞きました。
「おばサさん。何のために働いてるんですか?」
この男の子、3、4歳年下やったでしょうかね・・
出入りの業者さんに威張りくさり、人の取材先をしらッと横取りし
「ぼくはしんぶんきしゃなんだぞぉぉ~」
と北新地で叫ぶようなちょっと赤面なお子でした。
「じっかはかねもちだぞぅ~」とも叫んでたな。
「何のために働いてるんですか?」
「ん?生活のためやけど」
「ああぁ、かわいそう・・」
「はあ?」
「生活のために働くなんて、かわいそう(半笑い)」
「ほんな、あんたは、なんで働いとんの(興奮するとみきゃん語が・・)」
「ぼくは、しんぶんきしゃですから(ドヤ顔)」
「・・・?(意味がわからん)・・」
「まぁ、お金のためには働いてないですよね。そんなん悲しくないですか」
「生活のためやないんやったら、給料かえしや。要らんやろ!」
「いや、それは貰っときますけどね。ああ悲しいねぇ」
それはないわ。それはないわ。
時を進めよう。
わりと最近。3年くらい前。
とある飲み会。
まあまあイケメン風の意識高い系男子(30代後半)が叫びました。
「それはないわ!それはないわ!新入社員もいる席で、それはないわ!!」
意識高い系は、純朴な新入社員歓迎会の席で、おばサに問いかけたのです。
「君は何のために働いているのか」と。
即答
「生きるため」
「はあ?」と聞かれたので、明朗快活に再回答。
「生活のため」
「それはないわ!それはないわ!新入社員もいる席で、それはないわ!!」
「ほんなら、あなたは、なんで働いとんの?」
「僕は技術者やから(決め顔)」
「・・・(なんか既視感)・・・・」
「生活のためとかないわ。それは言ったらあかんわ(苦悩の決め顔)」
「で?」
「社会貢献や。公共のためやん。そうじゃないの?」
「ほな、給料要らんやろ。アルバイトとかパートさんのボーナスに回しや。
そうか、国連にでも寄付しいや」
「そういうことじゃない!」
すまぬ。意識高い系よ!
意識高い系。
あなたのおっしゃることには、一定の敬意を払いたい。
確かにあなたは(ちょっとイヤやけど)頑張っておられます。
技術者として、自負を持って、日々社会貢献をしておられる。
うん。それは認めます。
でも、生活のために働いてますと言って、何があかんの?と思う私。
子供の頃から、「いい成績を取りなさい」と言われ続けてたのに
大学進学を考えるようになると
「女の子なのに?」とか
「賢すぎるのはいかんよ」とか
何だか、方向性がおかしくなってきませんでしたか。女子の皆さん。
令和の世では、大丈夫かな?
結婚しなけりゃしないで、やいのやいのとありましたが、
結婚したらしたで
「なんで仕事辞めんの?旦那の稼ぎで足りんって、わがままじゃね」
なんていう、雨嵐の中で生きてきた気がしている私にとっては
「自分で稼いで、自分で自分を養う」というのは、魅力的なこと
そして、困難だと思い込んできたこと。
「おんなこどもじゃぁ言うけど、一人前に税金払っとるんよ!」と
父に啖呵を切ったなぁ。
普通に稼いで、税金きっちり払ってるって、社会貢献ではないでしょうか。
立派な。
逃げ恥のゆりちゃんだったら、なんて言ってくれるかな。
まあ、今になって、もっと意識高い系のように生きるべきだったか
と思わなくもない・・・
次に飲み会があって、問われたら
「社会貢献」って言おうかな。
最後はぶれぶれでした。
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