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【複雑性PTSD】3年ぶりに親と会ったら本音が見えた


わたしは「複雑性PTSD」です。

あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、複雑性PTSDは虐待など日常的なトラウマが原因で、生活に支障をきたす精神疾患のこと。


両親のアルコール依存症・喧嘩・離婚・借金・犯罪・母のヒステリックにより、自己否定や不安が強く、30歳になった今でも恐怖症やフラッシュバックに悩まされています。

もうね〜生きづらいよ〜( ᐛ )ノ⌒ 💣


それでも両親に対して「大好き!いい親!」だと思っていました。

…というか、そう思わないとやっていけないのです。


夫に指摘されたり、カウンセリングやメンタルクリニックを受けて客観的に見るようにしました。

その結果、自分の生きづらさは両親が影響していて、本当は両親に怒りがあると気付きました。


さて。前置きが長くなりましたが、この結論に至ってから両親に会うのは初めてだったんです。

複雑性PTSDのことも言ってません。

なので、自分が両親に対してどんな感情を抱くのか不安でした。


両親が帰った後、パニック発作に


結論から言うと…

両親と過ごしている間は何事もありませんでしたが、帰ったあとパニック発作が出ました。

急に手の震え、動悸、胃の気持ち悪さが襲ってきたのです。横になって半夏厚朴湯を飲むと治まりました。


最初は食あたりかと思いましたが、わたしは嘔吐恐怖症で不安が強くなると手の震えや動悸がします。その状況にそっくりだと感じました。

両親と楽しく過ごしたつもりですが、身体は拒否反応を起こしたようです…。


その話を夫にすると「両親といるとき、すごく気を使っていた」と言われました。

うちの両親の素行が悪いとも。それはわたしを責める意味ではなく、親に悪態ついていいんだよ、って意味で言ってくれたのですが…

わたしは夫に対して「ごめんなさい、ごめんなさい…」ってひたすら謝りました。


小学生の頃からずっとそう。親の素行が悪いからわたしが周りに謝っていました。

小さい頃の記憶はほとんどないけど、なんとなく昔の自分と重なったのです。


だけど両親と過ごした時間は楽しかった。
それは嘘じゃないんです。

それなのに両親と会うだけでパニック発作が出るなんて…


いっそのこと、親を嫌いになれたらラクなのに。
どうしてそれができないんだろう。


まだ親に期待をしている


わたしが両親を嫌いになれない理由。

それは・・・
まだ両親に親としての努めを求めているから。


本当は両親に甘えたいし、本音を言いたい。

お酒やめて!と言っても機嫌悪くならず、「大事な娘がそう言うなら…」ってやめてほしかった。

それは無理だとわかってるのに…。認めちゃうと自分が可哀想だから、ずっと気持ちに蓋をしていた。


だけど、もう自分は30歳。
いい大人です。笑


自分にも家庭があるし、両親が変わることも今さら親の努めを求めることも難しい。

それに気付いたとき、いい意味で吹っ切れました。


もう自分のケアは自分でできる。
信頼できる夫がいる。


それで十分!!!


まだ小さい頃の自分。
親に甘えられなくて、頼れなくて辛かったね。

その事実は変えられないけど、それに気付けた今、また一歩「自分を大切にしよう」と思えるのでした。



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