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メンヘラ扁桃腺とお別れした話。

皆様、ごきげんよう!!!
私は扁桃腺を摘出するために病院のベッドに寝かしつけられております。

一応説明させていただきますと、私は
前回の記事で無事に腎臓と便意と戦った結果

IgA腎症という難病の診断が下りました。

熱が出ると血尿が出るというイカれた病気なんですが
その原因というのも
私の扁桃腺がメンヘラになってるんですね!!!
悲しい!!!頼むよ本当に!!!
詳しくは、こちらの過去の入院日記を読んでください。

入院する時は、
かかとが覆われたくつを履かなきゃいけない

しかしいちいちスニーカーを履いて
トイレに行くってことが面倒くさすぎ!!る!ヤダ!!

だからクロックス(偽物)できた。
私の家には普通のクロックスなど存在しなかった!!

最大限に浮ついた足元

完全に足元がトーヨコキッズである

ゴジラの前でこの靴を売ったら儲かりそう。

明らかにはみ出しものが好む飾り付け。

カラスも好きそう。

髪の毛も半分が黄色、半分が黒
ほとんど蜂と大差がない姿で登場しており

きっと病院内でのインパクトは大&大だった。
完全に良くない登場の仕方をしてる。

病院の波動と明らかに私自身が喧嘩してる

今回は耳鼻科に入院してるので、
前は腎臓内科だったから主治医が変わったのである。

今回の先生は眼差しが
サカナクションの山口一郎さんに似てる。

日本の宝こと山口一郎氏

わたしは密かにサカナクションに影響うけているので間接的に嬉しい!!

そして山口さんに似ているので
なによりスーパー信用できる。(信用するの早い)

なぜかというと、星熊人相学占い的に

あの顔のタイプの人は一つの物事のエキスパートで
達人になるタイプの顔だと勝手に思ってる。(急に思い込み激しい)

前組んでたバンドの時のドラムの人もその類(どの類)
の顔をしてたから、そうに違いない!!ヤッ!!!!

一方的にゴリゴリのプラス方面の先入観を抱いてる矢先に

二回目の扁桃腺摘出についての説明があった。

無駄のない喋りで、
たぶん200万回くらい説明したんやろなと
思うほどの要点のまとまり

信用できるぞ。

歯を描くのが異常に上手い

イラストも無駄がないぞ、これもたぶん
200万回くらい描いたんだろうなという描写

作:陰陽師一郎先生

先生は、リスクを伝えるために星を惜しみなく使う

こんな星にパワーがある人は
陰陽師か一郎先生くらい

力強いペン先で迷いなく、1.2.3.4と
四つ星を描いた。想像するより多かった。3までかと思った

摘出した後再出血のリスクが
働き盛りの少年少女達に多いらしい。
絶対やだ。幸せな年末を迎えたい。

今日の21時から絶食が始まるので
21時以降、飴、ガム、グミも、食べないでね!!!!

と、カーテン越しにやや大きめな声で
しっかり目を見て伝えて来た

わかります、わかります。
めっちゃガム食べそうな顔してますよね私!!!!!

アメリカのお菓子みたいな髪色だしね!!!
本当は見た目と反して少し真面目です!!いや嘘です!!

20時40分頃にコンビニでやけくそになって買い物した。

タイムリミットの中で食べるポッキーは
格段にスリリングで美味しかった。
映画の主人公のように時計をチラチラ見ながらポッキーを食べた

OLか

最後の晩餐だ。
扁桃腺、グッドバイ。

そして扁桃腺さよならデイズ、当日


ついについに、この日が来た

当日は前の手術が長引いて、2時間押していた。

その日は何にも食べてなかったけど

前の手術が押したことによって、
夜の食事の時間帯と重なってしまったので

食事は明日の朝になります。

ええ?断食道場ですか??
恐ろしい扁桃腺摘出手術。痩せるとは聞いていたが
本当に痩せそうなガチ具合である。


そうこうしてるうちに
手術室に呼ばれて、近未来システムみたいな
手術室の前で看護師さんと待ってた。
やっぱデケェ病院は違うな。

勝手に扉が閉まったり開いたり、
完全なSFの世界、TOKYO 神 VIRTUAL流したらすごい相性良い感じの世界だった。

どんだけ最新の施設でも、
やっぱり体の一部がなくなるって怖い!!!!

とにかく何かで気を紛らわせないと、と思い

「扁桃腺の手術される方って多いですか(^^)/」

と、何気ない質問を聞いてみた

まあ多いだろうな。色んな人やってるしな。
多いですね、という間もない回答が返ってくると
信じてた。


「私はこの病院今年の4月からなんですけど、
扁桃腺の患者さんをみるのは初めてですね

ええええ?!?!扁桃腺福女ですか?!?


200人くらいやっといてくれよ?!!
今年のうちに!!!!!!!?!!?

ここでまさかの2023福男を引き当てる星熊南巫

完全に今いらない情報を聞いてしまった。

動揺を隠せないまま、
まもなく近未来の改造部屋みたいな手術室に
運ばれそうになる星熊

看護師さんの返答に対して
お得意の「ナ、ナルホドォ」という相槌を打ち

ほとんど言葉の意味として使ってるのではなく、
間を繋ための鳴き声のようなもので

ピカチュウのピカ!くらいのニュアンスの鳴き声で

ナルホドォ と呟いてる自分がいた

もしかしたらピカチュウの方が意思があるかもしれない。いやピカチュウのほうが確実に色んなこと考えてるよな。

髪型が全くピカチュウとおんなじ柄の
カオスな女が焦りを隠すために色んな妄想をした。

麻酔科の先生がきたり、
色んな看護師さんに囲まれていた。

看護師さん曰く、
普段手術で多いのは耳のリンパを摘出だったり、
あんまり覚えてないけどなんか気管を切開?したりするらしい 

とにかく 

モンハンクエストで言うと★★★★★★くらい
知らんけど。

ティガレックスとラージャン級しかこの病院は
相手にしてないっぽい。知らんけど

扁桃腺摘出ってレベル時に★★の説くらいってこと?!
私ランポスってこと?!?!


星熊ランポスは腎臓が
メンヘラ扁桃腺で大変なことになりかけたから、

運良くこの腎臓内科がある
おんなじ大学病院で手術してもらえることになった。

ありがとう、ハンター達。

それでも怖いものは怖い

私は自分のメンヘラ扁桃腺を討伐してもらいたいハンターの希望があった。

山口一郎似の(医師)が手術してくれないと絶対嫌だった

大きい病院って誰がメインの人だか誰だかわからないから当日違う人になる可能性もあるのではないかと疑いまくってた。(失礼なやつ)

しかし、私は目が悪すぎるのでメガネを取られると
のび太くんになってしまう。

目の前にいる医師達が見えないのだ。一郎かそうじゃないかの
確認ができなくてヤキモキしていた。

コンタクトは-7.5 と-5.5

子供の頃ネットゲームのしすぎで、パソコンのデスクと目の距離しか見えなくなってしまった。

気を取り直して、
とりあえず手術室にいる人たちに全員挨拶をした。

仕事の癖で「お疲れ様です。」と言ってしまった。
お願いしますだろ。ライブハウスじゃないのよ。

疲れてるのはお前自身なのよ

ぼやけた視界の先に細い一郎みたいな人がいたけど、
確証がなかった
なんか違う気がする。まあ、いいか


諦めようと思った矢先


お待たせしました。

キタアアアア!!!!

何も見えてない状態でもわかる、タイトなオーラ
無駄のない声、確実に一郎が来たとわかった。


よかった、よかった。と心で小躍りしまくってる間に
たくさんの管が私に取り付けられる。

物事の展開が早いのだ。タイムテーブルが押してることを匂わせないプロの仕事だ。

酸素マスクをマスクの上からつけた。

マスクonマスク??
どうせマスク取るのに??!?

言えるわけない会場の雰囲気、まさに
サマーソニックのヘッドライナーの袖。

もうなんでもしてくれの状態。
点滴は痛い。普通の点滴とは違ってめっちゃいたい。

強くなる痛みと反して、手術の次々に準備されていく

「頭にシールはりますね。ちょっと痛いです」

妙だな、なんのシールだ?と思った矢先

麻酔科の先生がそのトゲトゲのシールを
頭に押さえつけて貼っていく。

これがめちゃくちゃ痛い!初めて出会うものだった。
無数の針みたいなのが頭にめっちゃつきささる!!

いやなんのシールやねん!!!!!!
シールにしては痛すぎるやろ!!!!
 シールの領域こえてるやろ!!!!!

シールっていう表現の
くくりで済ませたらあかんやろ!!!!

とか思ってるうちに、手に麻酔が入って痛くて
冷たくて、バッと動悸が強くなって

完全にあちらの世界へGOしていた。

夢を見ていた。気絶してるわけでもなく
記憶がストップしてるわけでもなく

完全に寝てる時に近い状態だった。

終わりましたよ!起きてください!

夢の中でそう聞こえて、二回繰り返された頃に
目が覚めた。

そう、みなさんご存知の通り私はイカれている。

何を思ったのか、私

麻酔から覚めた0秒で発声チェックを行っていた


正気の沙汰ではない。

自分でも気がついたらあー!あー!あー!
ひたすら喋ってる自分がいた、こいつはやばすぎる。

よっぽど自分の声が心配だったみたい。
私にとって声はそれくらい大切なものダ!

まだ声ださないで!と遠くから聞こえた

あ、声出てる。枯れてない。声も変わってない。

声が変わってないことに本当に本当に
感動して、涙がとまらなかった

あたまがボーッとしてるから
理由も説明できず、

ただただポロポロと涙を流した。
看護師さんが

いたいですか?大丈夫?って心配しながら
ティッシュで涙を拭いてくれてた

痛くないんです、声が変わってないのが嬉しくて

とふらふらの声で言ったのを覚えてる

しばらくもウミガメの産卵のように1時間ほど
ポロポロと泣き続け
、気がつけば

鼻水を垂らしてる擬人化ピカチュウになっていた

麻酔あけで少し弱ってたのにもかかわらず
自分の一言目の要求が

携帯とってください。だった。

切り替えはや! 

THE★GAL!!!!

携帯捨てろ!!


全身麻酔後も異常な速度の回復を見せる星熊

終わった瞬間テンション上がりまくって
全身麻酔あけのホヤホヤの
自撮りを速攻XとInstagram投稿した。

ジャスティンビーバーか。
ジャスティンビーバーでもせんわ。

私を待っててくれる
ファンの人に報告したかったから、
星熊南巫としての使命を全うした

ただいま絶食中、お腹すいた、焼肉食べたい。

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