平田さん

「全ての人にコーチングを」OfficeM coaching代表 平田美佐子さん

「自分らしく、その人らしく生きる」
ありのままの自分に対してオッケーを出せる生き方を、コーチングを通して伝えられている、平田美佐子さんのお話をお伺いしました。

平田美佐子さんプロフィール
出身地:大阪
活動地域:大阪・福岡
経歴:大学卒業後、アパレル・都市銀行勤務後、10年間の専業主婦を経て再就職。そしてコーチングに出会い魅了され、正社員を手放しフリーランスに。大手コーチングスクール講師を6年間経験後独立。
現在の職業および活動:国際コーチ連盟 PCC(Professional Certified Coach)、OfficeM coaching代表、コーチングスクール運営。企業研修や大学一般公開講座・蔦屋書店etcにおいて講師活動。パーソナルセッションを中心に活動中。並行して社団法人JCLAを立ち上げ、国際資格を取得したいコーチをサポート中。
座右の銘:無知の知

全ての人にコーチングを

Q1.平田美佐子さん(以下、平田 敬称略)はどのような夢やビジョンをお持ちですか?

平田 「全ての人にコーチングを」をモットーに仕事をしています。コーチングを通してお伝えしたいことは「自分は自分でいいんだ」と、自分に対してオッケーをだすことです。そうすると、生きることがとても楽になるんですね。「自分らしく、その人らしく生きる」誰もがそんな生き方を出来るようなお手伝いをコーチングを通してして行きたいですね。

世の中の事件をみていても「分かってくれない」「自分なんか価値が無い」という心から生まれています。心を整えることが出来たら世界平和にも繋がると思っています。

「自然に人から人へ伝わっていく」

Q2.その夢やビジョンを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

平田 私はマネジメントが得意ではないのですが、私に関わってくれた人や講座に来てくれた人が、感動してくれたり、変化をすることで、その人の感動や変化が周りの方たちにも自然に伝わり広がって行ったら良いなと思っています。

講座でお伝えしていることと、私自身の生き方がイコールでなければ伝わらないんですね。いつまでもチャレンジを続け、不可能に思えることもワクワクやることで、「この人楽しそう!」「自分にオッケーを出せるってステキだな!」ということが伝わって、シナプスみたいどんどん広がっていったら良いなと思います。

講座の風景

「私は知らない」「何のために」

Q3.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

平田 「自分は初心者だ」「私は何も知らない」と思うことを心がけています。「知っている」と思ったらジャッジをしてしまい、話が入ってこないんですね。初心者のビギナーズマインドが一番吸収します。

家族や仲の良い友達など、身近な人に対して「知っている」と思うと危険です。新しい発見が出来なくなってしまいます。「知らない」と思うことで、いつも新しい価値観との出会いに感動ができるんですね。以前は娘のことを知った気になって、大人目線から「良かれ」と思い自分勝手なアドバイスをしていたものです。けれど、実際は娘が今何を考えてるのか私は知らないことに気づいてからは、娘の話に耳を傾け質問をするようになり、関係性もとてもよくなりました。

講座では、「目の前の人を恋する相手と思ってね」とお伝えしています。恋している相手の事は興味を持ちこの人のことは何でも知りたいって思いますよね。

記者 「知らない」と思うことで出会いの可能性が広がりますね!

平田 はい。それともうひとつ「何のために私はこの人に会うのだろう?」「何のために私はこの時間を過ごすのだろう?」と、「何のために」を大切にしています。父が高齢で入院していて、以前は「ただ身内だから」お見舞いに行っていました。けれど「何のために私はお見舞いに行くの?」と考えたときに「私は高齢の父と丁寧に関わりたいんだ」と思い、父との時間の使い方が変わりました。父はずっと意識が混濁した状態だったのですが、そのように関わると私の名前を呼んでくれたり、家族の事も気にかけてくれるようになったんです。

記者 平田さんは、人間が本来は一番大切にするべきことを大切にされているような気がします。

平田 マインドが一番大切だと思っています。コーチングもマインドが整えばスキルは出来ちゃうんですね。なのでマインドをしっかりお伝えすることを大切にしています。

「私がやれば良いじゃん!」

Q4.平田さんが、「全ての人にコーチングを」という、夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

平田 きっかけは、コーチングに出会った事です。その前の私は、会社と家を往復するだけの主婦でした。私はバブル時代の影響もあるせいか考え方の根本が「誰か私を幸せにしてください」と人から幸せにしてもらうのが当たり前でした。けれどコーチングを学ぶ中で「全部自分の受け取り方次第なんだ!」と分かり、自分の人生を自分事と捉えれるようになりました。

記者 全部自分次第だ!と、変化した瞬間は覚えていますか?

平田 コーチングと出会う前、「一家の主はひとつの会社に定年までいることが当たり前だ」という価値観を持っていました。けれど、夫が転職したんです。その時「え??約束と違うじゃん!私を幸せにしてくれなきゃダメでしょう!」と思いました。本当に嫌なやつですよね(笑)。娘からもあの頃のお母さんは嫌いだったと言われます。ただその瞬間、不思議なことですが急に「収入が足りなくなったぶん、私が稼げばいいじゃん!」と何かが降りて来たんですね。それまでは人のせいにするのが当たり前でしたが、自分にベクトルが変わりました。

もしかしたら、自分の中の根底には学ぶ前からずっとコーチング的な考え方を持っていたのかもしれないですね。

「のびのびと、チャレンジを楽しむ」

Q5.「私がやれば良いじゃん!」という、発見や出会いの背景には何があったのですか?

平田 母は、私をのびのびと育ててくれたと思います。私が左利きで、当時は強制的に右利きにするのが当たり前の時代でしたが、母は全く気にしませんでした。あと、兄がとても優等生だったので、先生にいつも比較されていましたが、母は「比較しないでください。きょうだいでも個性はそれぞれですからね」と、私のありのままを大切にしてくれました。

そして、父からはチャレンジを楽しむ生き方の影響を受けていると思います。最近になって知ったのですが、父の子供のころは戦時中でしたが、その時代に英語を習得しているんですね。ものすごく努力が必要だったと思います。商社マンとしてはじめて何年間もの海外勤務に行くときも不安や恐怖は無く、自分がやったことを活かせられることがとても楽しみだったそうです。

記者 お父さんとお母さんの影響を無意識深くに受け取っていたのかもしれませんね。

平田 そうですね。根底が育まれていたのだと思います。あと、同じ敷地内に祖父母も住んでいて、4歳上の兄も父代わりに私を守ってくれて、周りは保護者だらけみたいな感じでのびのび育ててもらいました。根底の明るさとノー天気さ、そして「なんとかなるさ、なんとかするぞ」という心を育ててもらったのだと思います。

「いくつになっても出来るよ」

Q6.最後に、読者へ一言メッセージをお願いします。

平田 私がお伝えしたいメッセージは、「いくつになってもチャレンジ出来るよ」ということです。いくつになっても始められるし、いくつになっても変わることができます。「年だから、お金がないから、能力が足りないから・・・」と、出来ない理由を探しちゃうかもしれませんが、「そんなこと無いよ、いくつになっても出来るよ」とお伝えしたいですね。

私自身もこれからもチャレンジを続けて、孫が大きくなった時に「格好いい!この人のような生き方をしたい!」と思ってもらうのが夢です。

記者 ありがとうございました。平田さんのメッセージから、自分の可能性を自分で閉ざしてしまうことの勿体なさと、いつでもワクワクチャレンジできる可能性を感じました。平田さん自身がチャレンジし続けていらっしゃることは、多くの方への勇気と希望に繋がって行くと思います。これからのご活躍を心から応援しています!

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平田美佐子さんの活動、連絡については、こちらから
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【編集後記】
インタビューの記者を担当した熊倉と小水です。
平田さんにお孫さんがいらっしゃるとは思えないくらいのワクワクとエネルギッシュさが伝わってきました。AI時代にもなり、モノや環境による豊かさから、ダイレクトに心の豊かさが求められていきます。平田さんがコーチングを通してお伝えされていることは、今からの時代にとても大切なことだと思います!貴重なお話を、本当にありがとうございました!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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