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「内観力」の大切さ

先日、登山をしてきました。
初めての山小屋泊にちょっぴり緊張しつつ。長野県、上高地の涸沢に行ってきました。片道7時間往復14時間の道のり。
泊まった涸沢ヒュッテは、私が想像して山小屋のイメージより随分と快適で綺麗な場所でした。ご飯もボリュームあり。
夜は満天の星空の下流れ星が見れました。終始晴れていて、仲間とわちゃわちゃ話ながら、快適で楽しい山歩き時間でした。
歩き進めるたびに表情を変える景色は、本当に美しかったです。山小屋の上は雪、途中は紅葉、下は緑と今時期ならではの景色。川の水がとても透き通っていたのも印象的でした。

さてさて、2日で14時間も8キロ程のザックを持って歩くので、登山になれていない私はさぞ足がやられるのだろう。と予測していたら思いのほか、翌日にも筋肉痛にならず。
歩きやすい足場だったのと、1日目に山小屋でボールを使って足の疲れをリリースしたせいか、あとはアミノ酸を飲みながら歩いていたからかしら?
過去にフルマラソンをハワイで走った時もアミノ酸を定期的に飲みながら走っていたからか、翌日ウキウキでホノルルの街をショッピングして回っていました。

でもなんといってもやはりこれでしょう!と心当たりがあるもの。
それはピラティス!
私はモデル業と並行してピラティスを教えはじめて10年になりますが、ピラティスで得た知識や身体の使い方を知ったおかげで足の使いたい部位をコントロールできるようになりました。
今回は山歩きをしながら、内転筋と太もも上部を使いたいと意識していたら、歩き終えた時にまさにそこに疲労が!
特に意識しないとふくらはぎや膝にきていたはず。
がしかし、ちゃんと意識を向けた場所にしっかり疲労がきたのです!
改めてピラティスをやってきて良かった、と感じたのでした。
脳の神経回路と筋肉を繋げる作業をするので、自分の意志でコントロールできるようになるのです。
これ、実は表現の仕事をする時にも生きていて。
ピラティスをする事で自分自身の内側の感覚にフォーカスする事に慣れてきます。なので肌感覚と脳の神経回路繋げる作業が容易になり、例えば鳥肌を立たせることがすぐにできたり、重心のありかを感じ歩き方や姿勢を変える事が、結構簡単にできるようになりました。

そうなると精神的な自己の内側と繋がる感覚も早くなってきます。
そこは心のトレーニングになるので、また別のベクトルを掘る必要がありますが、私にとっては同じような感覚なので「外に向けている目を、くるっと内に回して、身体の内側をスキャンするような感覚」なのです。
それが筋肉や筋を感じるのか、肌感覚を感じるのか、心で感じているものを見るのかの違いかと。
「内観力」「内需要感覚」「自己需要感覚」などと呼ばれているものがまさに当てはまるものです。
実際に私が生徒さんを見ていても、「内観力」が高いというか、それをしようという意識を持っている人は変化が早い。
これは私の持論なんだけど、身体も心も、運動も食事も、全て内観力がとても大切だと思っています。
一見なんて事ない、ご飯を食べるタイミングにも、「私は何が食べたい?」と自分に聞いてあげるだけでも内観力は高まりますよ。
それを繰り返して、なるべく従ってあげるだけでも随分健康的な食生活になるはず。(人本来の欲求を丁寧にみてあげれば無駄なものはそう多くはいらないという事がわかるから。)

そんな、登山からの「内観力」の大切さを感じた経験でした。

内観力が高まると自分にも人にも素直になる。
なので内観力を高める事って誰にでも必要で有益な事なんじゃないかなって、私は思います!

ぜひみなさんも自分にフォーカスする時間と心のスペースを、SNSを見る代わりにたった5分でも持ってみてください。
おススメです♡

熊澤枝里子

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