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029.年賀動画2022~制作過程

2022年になってもう2月も下旬になります。今年初のnoteとなります。
本年もよろしくお願いいたします。

1月に年賀動画2022を公開しています。
30秒程なのでもしよかったらみてくださいね。

去年も年賀動画をnoteでも公開していますが、今年は、制作過程というのを公開してみようと思います。

ちょっと専門的な内容になるかもですが、できるだけわかりやすく、、、というキモチで、「よーやるなー」程度に伝われば幸いです。

私の奥さんhitominskyは絵が好きです。それでいて、自分らしいテイストまで落とし込めているのでほんとに尊敬です。素敵です。おもろいです。

これが、過去の年賀状になります。

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2022年、2021年、2020年は、この絵を使って動画にしています。
kuma制作事務所YouTubeにあげています。

2017年、2013年、2011年、も動画制作しているのですがどこにアップしたのやら(汗。2012年、2018年は喪中につき制作自体していません。

毎年、テーマや絵柄は奥さんに任せているので、どんなのが出来上がるか楽しみにしています。

2021年も年賀状の作成の時期が近づき、、、

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かるーい感じではじまります。制作の流れはこんな感じです。

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制作の流れを図にするとちゃんとしてるようにみえますが、クライアントさんとのお仕事ではないので気軽です(自分だけ:笑。奥さんには「思い付き」で生きてるよねーって言われます・・・

だって、奥さんは絵を描く前に悶々とするわけです。天からビビっと降りてくることもあるみたいですが。。。

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ネットで、いろんな方の描いた絵が無料でみられる世の中ですが、真面目に絵に向き合って絵を描かれる皆さんは制作前から大変です。制作のスタイルやテイストは制作者によって様々ですがたまに行き過ぎた行動されてる方がいるのはなんだか寂しいですね。

私は絵を描くということはやっていないのですが制作に携わる者の意見として、絵を描くことで収入を得ている人に「絵かけるから描いてよ」といえるのは人間関係・距離感によりけりかもですが、「購入金額をまけてよ」「ボランティアでやってよ」とか制作者のことをおいてけぼりにした発言も口に出す前に考えてほしいよねーと。

そんなこと思ってたら、奥さんは絵を描きだしました。

下書き~着色まで一挙にどうぞ。

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私がいうのもなんですが、すごくないですか?

付き合いはじめた頃に、彼女が昔から描いてた絵をみせてもらったことがあったのですが、その頃から比べて絵の種類も絵のレベルもずっと右肩あがりにあがってるような気がします。もちろん、彼女にも絵を描くモチベーションの浮き沈みなどあるので、「無理して描く必要はないよ。自分のペースでいいんじゃない。描きたくなったら描いてね」と声かけることもあります。

ここから、もうひと手間。

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ここまできてから、次の段階が映像制作の作業にはいります。
ここからは、私の担当。

今回の年賀動画の作成に使用したツールなどはこのようになっています。

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1枚の完成された絵があるので、そこから逆算して映像をつくっていきます。絵コンテもないので、頭の中で「こうしたら、視聴者さんはおもしろく感じるんじゃないか」という直観で制作したので・・・行き当たりばったりってやつです(汗。

あまり参考にはならないかもしれませんが、よかったらチラチラみてもらえたらいいなーって思います。

今回は絵を動かすだけなので、adobe After Effectsを使用しています。※これに実写動画が絡んだりする場合はadobe Premiere ProをベースにAfter Effectsなどを絡めたりすると作業しやすいかもです。

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シェイプ機能つかえますよね。

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重力表現できるPlug-inはNewtone以外にもありますが、私はこれがつかいやすいです。

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世界には、After Effectsのカメラ機能を縦横無尽に使える方がいらっしゃるので憧れます。

Cinema 4DはAfter Effectsの画面に似ているのでモーショングラフィックされてる方には使い勝手いいかもです。3DCGソフトは、各ソフトそれぞれ「何をつくるのに向いている」というのがあります。昔にくらべたら安価になっていますが、それでも結構な金額なのでハードル高いかもです。もしまだ目標が定まってなければ無料ソフトのBlenderはおすすめです。「無料なのにこんなことやれるの?」とビックリするレベルです。

3DCGソフトを動かすにはある程度のパソコンスペックが必要です。各ソフトのページには動作環境というのが必ず明記されてるのでそれを目安にパソコンを用意するといいかも。

見ててもあまり気がつかない映像素材というものがあります。料理でいう隠し味みたいなものです。映像素材はネット上で映像素材販売サイトなどで販売されてたりします。そこで、私がつくった映像素材も販売させてもらってますが、「なければつくろう」って精神は今もたまにあります(←たまにかよ)。

今は無料で映像素材を配布している方もいます。利用ルールは必ず目を通しておいた方がいいです。

先日、生徒に素材の制作過程をちょっと紹介したら「変態」と言われました。それは誉め言葉とうけとっていいのか?いいよね?

発想っていつまでも大事にしたいです。

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どんな職業もスポットがあたるのは完成されたものが多いと思いますが、そこへたどり着く過程はとにかく地味です。

その地味なことを積み重ねれるかどうかで次が決まってきますよね。

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もう一息です。

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自分が映像制作に興味もったのは10年以上前ですが、当時はパーティキュラー系のエフェクトが大流行してました。今もマーベル映画などで、粒子になって消えてったり出現したりするのでCG業界の鉄板なんですよね。

このTrapcode particularは2Dなので粒に立体感をだすにはすごく工夫がいりますが、3DCGソフト対応のparticular系ソフトもあるので気になる方は検索してみるといいかもです。

ざっくりとですが、こんな感じです。

制作は楽しいので、同志の方は是非、沼にはまってほしいです。
もちろん自己責任で☆


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