【読書メモ】『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健
人生のタスク(課題)
<行動面の目標>
①自立すること
②社会と調和して暮らせること
<心理面の目標>
①わたしには能力がある、という意識
②人々はわたしの仲間である、という意識
「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか」 ~ユダヤ教の教え~
もしも人生に悩み苦しんでいるとしたら(対人関係)、
「ここから先は自分の課題ではない」と境界線を知りましょう。
そして他者の課題は切り捨てる。
自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」それだけです。その選択について他者がどのような評価を下すのか。
これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
「自由とは、他者から嫌われることである」
⇒ 他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。
対人関係のカードは常に「わたし」が握っている
「より大きな共同体の声を聴け」
人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えること。
他者のことを「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見ていく。
他者が「なにをしたか」で判断せず、そこに存在していること、それ自体を喜び、感謝の言葉をかけていく。
共同体感覚を持てるようになること
「自己受容」⇔「他者信頼」⇔「他者貢献」
他者を「敵」だと見なしたままおこなう貢献は、もしかすると偽善につながるのかもしれません。しかし、他者が「仲間」であるのなら、いかなる貢献も偽善にはならないはずです。
どうでもいいはずのごく一部にだけ焦点を当てて、そこから世界全体を評価しようとしている
⇒ 人生の調和を欠いた、誤ったライフスタイル
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