【読書メモ】『さみしい夜にはペンを持て』古賀史健
「日記ってね、毎日の出来事を記録するものじゃないんだ。つまり『その日なにがあったのか』を書いていくんじゃなくて、『その日になにを思ったのか』や『その日になにを考えたのか』を書いていくものなんだ。その目で振り返っていけば、きのうと同じ日なんてひとつもないはずだよ」
⇒ 日記は書くものではなく育てるもの
まるで別のだれかを観察するように、『あのときの自分』を、ある程度の時間を経た『いまの自分』が淡々と描写していく
記憶があいまいなときは、いきなり「全体」を思い出そうとしないほうがいい。限定されたシチュエーションを細かく思い出す。そうすると前後の記憶もよみがえってきたりする
『できること』が増えれば、おもしろくなる。『できること』が少ないうちは、なかなかたのしめない
⇒ 『成長している実感』
スローモーションの文章で書かれているから、とても豊かでおもしろい
その感動が『なにに似ているのか』考える。過去の記憶のなかから、似た手触りの感動を探す。似ている感動を見つけたら、『どこが似ているのか』を考える。
⇒ キーワード、テーマが出てくる(自分が進むべき道を示す)
ネガティブな感情を過去のものにする
⇒ 過去形で、解決済みのこととして書く(「と思った」)、
日記に「宛先」をつけてみる
『いまの自分にできること』がひとつでもあるのなら、
その悩みは『考えごと』
『いまの自分にできること』がひとつもないのなら、
その悩みは『心配ごと』
日記の向こうに読者がいると思ったら、もっと『わかってもらおう』と努力する。わかってもらおうとするから、自分の感情を整理し、ことばをていねいに選ぶ。ぼくたちは、わかってほしいから書いている。
⇒ 自分自身
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